営業の週報テンプレート・フォーマット21選・日報のまとめ方と上司のコメントの型

営業の週報テンプレート21選と、日報のまとめ方や上司の返し方を徹底解説します。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
・営業の週報テンプレート・フォーマット21選(数字・商談・振り返り)
・毎日の日報を週報にまとめる5つの手順(合計・案件・重点)
・上司が週報に返すコメントの型5つ(承認・質問・期限)
現場の営業担当者だけでなく、営業責任者必見の内容です。
「もっと詳しく教えてほしい」「これ、うちにも当てはまるかも」と思った方は、ぜひ営業のプロ集団「スタジアム」に無料で相談してください。
営業の週報テンプレート・フォーマット21選
基本の型
テンプレ①:シンプルな1枚の週報
最初の1本は、A4用紙1枚に4つの欄だけを置く週報です。
1つの欄は3行までと決めておくと、紙1枚にきれいに収まり、読む上司も目で追う場所に迷いません。
向く形式:Word
|
欄 |
書く中身 |
1行の記入例 |
|
今週の数字 |
目標と実績を1行で並べる |
アポ目標8件に対し、実績は6件 |
|
動いた案件 |
段階が進んだ案件だけを書く |
〇〇社が見積もりの段階に進んだ |
|
来週の予定 |
決まっている商談と訪問を書く |
火曜に△△社へ2回目の提案 |
|
相談したいこと |
上司に決めてほしいことを書く |
〇〇社の値引きの幅を決めてほしい |
書く量が少ない分、週報を初めて取り入れるチームでも提出が止まりにくくなります。
4つの欄だけで読み取りにくいのは、先週の予定どおりに動けたかどうかです。
テンプレ②:今週と来週の予定を並べる週報
月曜の朝、先週の予定と実際の動きが食い違っていても、誰も理由を聞かないまま次の週が始まります。
予定が動いた理由を書く欄には、ズレがなかった日も「予定どおり」と書き、空欄を残さないのが決まりです。
空欄があると、書き忘れなのか予定どおりなのかを上司が見分けられないからです。
向く形式:スプレッドシート
|
曜日 |
今週の実績 |
来週の予定 |
予定が動いた理由 |
|
月 |
〇〇社と電話で日程を調整 |
社内の案件会議 |
予定どおり |
|
火 |
△△社へ初回の訪問 |
△△社へ見積もりを提出 |
予定どおり |
|
水 |
提案書づくり(予定は××社の訪問) |
××社へ訪問 |
先方の担当者が出張のため翌週へ |
|
木 |
〇〇社と1回目の商談 |
〇〇社へ提案書を送る |
予定どおり |
|
金 |
新規先のリストを30社分作成 |
新規先へ架電 |
予定どおり |
予定のズレが曜日ごとに見えると、どの週にどの案件が遅れたかを後から追えます。
予定を並べるだけの表では、月の目標にどこまで近づいたかがわからないのが弱点です。
テンプレ③:KPIの進み具合を見る週報
月の目標から逆算した数字を週ごとに追いたいなら、KPI(途中の目標の数字)を行に並べる週報が合います。
KPIごとの達成率はExcelの割り算で自動で出しておけば、書く人が計算に時間を取られずに済みます。
遅れたときの一手を書く欄は、達成率が100%に届かないKPIだけ埋めれば十分です。
向く形式:Excel
|
KPI |
週の目標 |
実績 |
達成率 |
遅れたときの一手 |
|
架電数 |
150件 |
132件 |
88% |
午前の架電の時間を30分広げる |
|
話せた数 |
30件 |
21件 |
70% |
つながりやすい時間帯に寄せる |
|
アポ数 |
6件 |
4件 |
67% |
断られた理由からトークを直す |
|
商談数 |
5件 |
5件 |
100% |
遅れなし |
|
受注数 |
1件 |
0件 |
0% |
見積もり中の2社に返事の期日を聞く |
数字と一手が同じ行に並ぶので、遅れを見つけたその週のうちに打ち手まで決められます。次の一手まで即座に動ける形で作ることが重要です。
KPIの行に混ざっている、動いた量の数字と出た結果の数字を分けるのが次の型です。
テンプレ④:行動量と成果を分ける週報
表を上下2段に分けて並べると、成果が出ない原因が行動の不足かどうかを一目で判断できます。
行動量が足りているのに成果が少ないときは、量ではなく話し方や提案の中身を見直す合図です。
向く形式:スプレッドシート
|
区分 |
指標 |
今週の数 |
数から読めること |
|
行動量 |
架電 |
180件 |
先週より40件多く、量は足りている |
|
行動量 |
訪問 |
4件 |
移動の多い週で、訪問は横ばい |
|
行動量 |
提案書の提出 |
3件 |
提案の手前で止まる案件は少ない |
|
成果 |
アポ |
3件 |
架電の量に対してアポが少ない |
|
成果 |
受注 |
1件 |
提案からの受注は順調 |
|
成果 |
受注金額 |
〇〇万円 |
月の目標の半分に届いた |
2つの区分を設けるだけで、上司のコメントは「もっと動こう」の一言で終わらず、量と中身の話へ進みます。
行動量と成果のうち、電話の数とアポの数だけを曜日ごとに追う型も用意しておくと便利です。
数字を追う型
テンプレ⑤:架電とアポの数を追う週報
電話をかけた数は多いのに、アポがなかなか増えない週があります。
断られた理由も一緒に残し、「不在」「時期」「他社を利用中」のように言葉をそろえて数えるのがコツです。
向く形式:Excel
|
曜日 |
架電数 |
つながった数 |
アポ数 |
断られた主な理由 |
|
月 |
45件 |
9件 |
1件 |
不在 |
|
火 |
50件 |
12件 |
2件 |
時期 |
|
水 |
38件 |
6件 |
0件 |
他社を利用中 |
|
木 |
52件 |
14件 |
2件 |
時期 |
|
金 |
30件 |
5件 |
0件 |
不在 |
|
合計 |
215件 |
46件 |
5件 |
不在と時期が2件ずつで多い |
理由の言葉がそろうと、翌週のトークをどこから直すかが会議の場ですぐに決まります。
電話で取ったアポがその後どう進んだかを見るのは、訪問と提案の数を追う週報の役目です。
テンプレ⑥:訪問と提案の数を追う週報
対面の商談が中心のチームなら、訪問1件ごとに目的と相手の反応を書き残す週報が向いています。
次回に渡す資料まで書いておくと、準備が週報を書いた時点で始まります。
向く形式:Word
|
訪問先 |
訪問の目的 |
提案した内容 |
相手の反応 |
次に会う日 |
次に渡す資料 |
|
〇〇社 |
課題の聞き取り |
まだ提案していない |
人手不足の話が中心 |
来週火曜 |
同じ業種での導入の流れ |
|
△△社 |
2回目の提案 |
月額プランの見積もり |
金額より導入の手間を気にしている |
再来週月曜 |
導入までの手順表 |
|
××社 |
決裁者への説明 |
年間契約の提案 |
部長は前向きで、社長の判断待ち |
未定 |
社長向けの1枚資料 |
訪問の中身が残っていれば、担当が変わっても商談の続きから話を始められるので安心です。
訪問や提案を増やした成果は、最後に売上と粗利の金額で確かめます。
テンプレ⑦:売上と粗利の金額を追う週報
金額を追う週報の役目は、月の目標までの残りを毎週1つの数字で示すことです。
累計と目標までの残りはExcelの式で出し、手で書くのは今週の分だけにすると書き間違いが減ります。
粗利も並べる理由は、値引きで売上だけを積み上げた週を見逃さないためです。
向く形式:Excel
|
項目 |
月の目標 |
先週までの累計 |
今週の分 |
累計 |
目標までの残り |
|
売上 |
600万円 |
260万円 |
90万円 |
350万円 |
250万円 |
|
粗利 |
240万円 |
98万円 |
37万円 |
135万円 |
105万円 |
残りの金額が毎週同じ場所に出るので、月の後半に慌てて数字を集める場面を防げます。
金額が変わらなくても、新しい顧客と今の顧客のどちらから生まれたかで、来週の動き方は別物です。
テンプレ⑧:新規と既存の顧客を分ける週報
売上の合計は目標どおりでも、中身を開くと今の顧客の追加注文だけで支えている週があります。
新規の数字が何週も0件のまま続いたら、既存の取引先への対応に時間を取られすぎていないかを確かめる時期です。
向く形式:スプレッドシート
|
指標 |
新規 |
既存 |
分けて見る理由 |
|
商談数 |
3件 |
5件 |
新しい顧客との接点が足りているかを見る |
|
受注数 |
0件 |
3件 |
新規の受注が止まっていないかを見る |
|
受注金額 |
0円 |
〇〇万円 |
来月以降の売上の土台を見る |
|
解約・減額 |
なし |
1件 |
今の顧客の不満を早めに拾う |
分けて見るだけで、目先の売上と3か月先の売上を同じ表で比べられます。
ここからは数字ではなく、1件ずつの案件が今どこにいるかに目を移す番です。
商談の動きの型
テンプレ⑨:案件の今の状態を並べる週報
持っている案件が10件を超えるなら、1件1行で今の状態を並べる一覧の形が向いています。
前回の接触から2週間を超えた案件は、止まりかけている合図として上司と見直す対象です。
次の一手は、何をするかと期日を1組で書くと、翌週に動けたかを確かめられます。
向く形式:スプレッドシート
|
案件名 |
先方の担当 |
今いる段階 |
金額 |
最後に会った日 |
次の一手 |
期日 |
|
〇〇社 |
総務部のAさん |
提案 |
〇〇万円 |
先週水曜 |
Aさんが部長へ説明する資料を送る |
今週金曜 |
|
△△社 |
営業部のBさん |
ヒアリング |
未定 |
今週月曜 |
予算の幅を聞く日程を取る |
来週火曜 |
|
××社 |
社長 |
見積もり |
〇〇万円 |
2週間前 |
社長に電話で検討の様子を聞く |
明日 |
一覧で並べると、どの案件に今週の時間を使うべきかを上司と部下が同じ表で話せるのが強みです。
ただし一覧は今の姿だけを映すため、この1週間で何が動いたかは別に書き足します。
テンプレ⑩:商談の段階の変化を書く週報
週報に書く案件を、この1週間で段階が変わったものだけに絞るのがこの型の特徴です。
段階が後ろへ戻った案件も、隠さずに書き込みます。
案件が動いたきっかけを書き溜めていくと、どんな言葉や資料で商談が進むのかがチームの知恵として残ります。
向く形式:Excel
|
案件名 |
動く前の段階 |
動いた後の段階 |
動いたきっかけ |
|
〇〇社 |
ヒアリング |
提案 |
先方の課長が予算の枠を教えてくれた |
|
△△社 |
提案 |
見積もり |
他社と比べる表を先に渡した |
|
××社 |
見積もり |
検討が止まった |
先方の担当者が異動した |
変化だけに絞った週報は、案件が多い人でも数行で書き切れる分量です。
段階の動きがそろえば、来月の売上の見込みを、受注の確からしさ(確度)ごとに足し上げられます。
テンプレ⑪:確度別に見込みを集計する週報
部長から「来月はいくらいきそうか」と聞かれ、その場で答えに詰まる場面は誰にでもあります。
すぐに答えるための備えが、案件を確度で3つに分け、件数と金額を合計した表です。
こうしてまとめれば、見込みの金額を感覚ではなく根拠のある数字で示せます。
確度の付け方は人によってズレやすいため、判断する目安を表に書き添え、全員で同じ物差しを使うのが確実です。
毎週の振り返りで、最も有望とした案件が本当に受注できたかを確かめると、見込みの精度が上がります。
向く形式:Excel
|
確度 |
その確度と判断する目安 |
件数 |
金額の合計 |
|
A |
決裁者が導入に前向きで、時期も決まっている |
2件 |
180万円 |
|
B |
担当者は前向きだが、決裁者とまだ会えていない |
4件 |
320万円 |
|
C |
情報を集めている段階で、時期が決まっていない |
7件 |
550万円 |
目安がそろうと、見込みの金額が先週からどれだけ動いたかも正しくつかめます。
見込みから外れて失注した案件も、理由を残せば次の商談で使える材料です。
テンプレ⑫:失注した理由を残す週報
同じ理由での失注を繰り返したくないなら、理由を区分と先方の言葉の2つで残す週報が役に立ちます。
区分は価格・時期・決裁者・機能の4つほどに絞り、先方の言葉はなるべくそのまま書きます。
向く形式:Word
|
失注した案件 |
理由の区分と先方の言葉 |
次の商談で変えること |
|
〇〇社 |
価格/「同じ機能でもっと安い会社があった」 |
費用を比べる表を初回から見せる |
|
△△社 |
時期/「今期は予算が残っていない」 |
予算を組む時期を最初の商談で聞く |
|
××社 |
決裁者/「社長が別の会社を選んだ」 |
2回目までに決裁者と会う場を作る |
区分ごとに数えれば、チームで直すべき点が値段の伝え方か決裁者への届け方かは一目瞭然です。
失注のような結果の記録から一歩進めて、1週間全体を振り返る型も持っておくと、使える場面が広がります。
振り返りの型
テンプレ⑬:KPTで1週間を振り返る週報
KPTは、続けること・困ったこと・次に試すことの3つで1週間を振り返る書き方です。
チャットに貼るときは、3つを見出しにして1項目2行までに抑えると、スマートフォンでも読み切れます。
向く形式:Slack投稿
|
K・P・T |
今週の中身 |
来週の行動に直すと |
|
Keep(続けること) |
訪問の前日に先方のWebサイトを読み込んだ |
訪問前の下調べを全件で続ける |
|
Problem(困ったこと) |
見積もりの作成に半日かかった |
よく出す見積もりのひな形を作る |
|
Try(次に試すこと) |
初回の商談で予算の時期を聞く |
聞く質問を商談メモの1行目に書く |
3つとも来週の行動に直して書くので、振り返りが感想で終わらずに予定へつながります。
KPTは手軽な反面、数字の結果と原因の関係を深く書くには不向きです。
テンプレ⑭:課題と原因と打ち手の週報
数字が足りなかった週ほど、週報には反省の言葉ばかりが並び、来週に何を変えるのかが抜け落ちます。
数字の結果から順に埋めるだけで、課題と原因、打ち手までを1行で書き切れます。
原因に「努力不足」のような気持ちの言葉を書かないことが、この型を生かす条件です。
向く形式:Word
|
数字の結果 |
見えた課題 |
原因 |
打ち手 |
いつまでに |
|
アポ目標7件に対し3件 |
午後の電話がつながらない |
先方が会議で席を外す時間にかけていた |
架電を午前10時台に寄せる |
来週月曜から |
|
提案4件のうち受注0件 |
価格で比べられて負けた |
費用に見合う効果の説明が後回しだった |
初回の提案書に効果の試算を入れる |
来週の提案から |
打ち手に期限が付くため、翌週の週報で効いたかどうかを確かめる流れが自然にできます。
一方、数字には表れない顧客の言葉にも、課題の手がかりが多く含まれています。
テンプレ⑮:顧客の声を集める週報
商談で聞いた要望を商品づくりやマーケティングにも生かしたいなら、顧客の声だけを集める週報が便利です。
言葉は要約せずにそのまま書くと、受け取った部署が相手の温度感まで読み取れます。
社名ではなく業種で書いておけば、取引先の名前を気にせず社内で回せます。
向く形式:スプレッドシート
|
聞いた日 |
顧客(業種で書く) |
聞いた言葉そのまま |
社内で渡す先 |
|
月曜 |
製造業 |
「画面が多くて、現場の人が覚えられない」 |
開発チーム |
|
水曜 |
不動産業 |
「月の途中から使い始められると助かる」 |
営業企画 |
|
金曜 |
小売業 |
「導入した会社の話を聞いてみたい」 |
マーケティング担当 |
渡す先の列を設けておくことが、集めた声を週報の中で眠らせない工夫です。
顧客の声と同じく、商談の場で耳にした競合の動きも週報に残す価値があります。
テンプレ⑯:競合の動きを書き留める週報
競合の情報は、その週のうちに書き留めないと、細かい中身ほど記憶から抜け落ちます。
聞いた話と自分の推測を分けて書かないと、うわさが事実のように社内へ広がるので注意が必要です。
向く形式:Word
|
競合 |
見かけた場面 |
動きの中身 |
自社への影響 |
打ち返す手 |
|
他社A |
〇〇社との商談 |
初期費用を無料にする提案をしていた |
価格で比べられる商談が増える |
導入後の支えの手厚さを先に見せる |
|
他社B |
△△社の担当者の話 |
同じ業種向けの事例を増やしている |
業種の実績を聞かれる場面が増える |
同じ業種での導入の流れを資料にする |
競合への対策まで書いておけば、聞いた話がうわさで終わらず、次の提案書の中身に変わります。
ここから先は、毎日の日報を週報へ集める型と、上司の返しを組み込む型の紹介です。
集約と上司の返しの型
テンプレ⑰:日報5日分を集める週報
金曜の夕方に、5日分の日報を開き直して数字を数え直している営業担当者は少なくありません。
毎日の日報を同じ列で書いておけば、金曜には合計の行を足すだけで週報の半分が埋まる仕組みです。
向く形式:Excel
|
曜日 |
架電 |
アポ |
訪問 |
提案 |
動いた案件 |
その日の気づき |
|
月 |
40件 |
1件 |
1件 |
0件 |
〇〇社 |
月曜の午前は担当者がつかまりにくい |
|
火 |
35件 |
2件 |
2件 |
1件 |
△△社 |
見積もりの質問が多かった |
|
水 |
20件 |
0件 |
3件 |
2件 |
××社・□□社 |
訪問が続くと架電が減る |
|
木 |
45件 |
2件 |
1件 |
0件 |
なし |
資料を送ってほしいという声が増えた |
|
金 |
30件 |
1件 |
0件 |
1件 |
〇〇社 |
前に作った提案書を直して使えた |
|
合計 |
170件 |
6件 |
7件 |
4件 |
4社 |
訪問の日は架電が減る |
転記の手間が減る分、週報を書く時間を気づきの整理に回せます。
部下の書く負担が軽くなったら、次は上司が返す側の欄を週報の中に設けます。
テンプレ⑱:上司の返信欄が付いた週報
週報に返事が来ないと部下が嘆いているなら、効くのは上司が書く欄を最初から用意しておく形です。
上司の欄が空いたままだと、部下は「読まれていない」とすぐに気づきます。
1欄1行で返すと決めておけば、5人分でも返す時間は長くかかりません。
向く形式:Word
|
欄 |
部下が書くこと |
上司が返すこと |
|
数字 |
今週の目標と実績 |
良かった点を1つ |
|
案件 |
動いた案件と次の一手 |
一手の順番に意見があれば1行 |
|
困りごと |
詰まっている商談 |
一緒に動くかどうか |
|
相談 |
決めてほしいこと |
決めた結果と理由 |
返す欄が目に見えること自体が、上司から部下への「必ず読む」という約束です。
返事の中でも相談への答えは、急ぎの度合いに応じて返す早さを変えるのが現実的です。
テンプレ⑲:相談事項に期限を付ける週報
相談に期限が書かれていない週報では、急ぎの話ほど後回しにされます。
相談には返事がほしい期限を添え、上司が決めた中身を部下が同じ投稿に書き足す運用です。
向く形式:Slack投稿
|
相談の中身 |
急ぎの度合い |
返事がほしい期限 |
決まったこと |
|
〇〇社へ出す値引きの幅 |
高い |
明日の正午まで |
5%までは自分で決めてよい |
|
△△社の2回目に部長も同席できるか |
中くらい |
今週の金曜まで |
来週木曜なら同席できる |
|
新しい提案書の作り方 |
低い |
次の定例会議まで |
定例会議で話す |
期限が見えると、上司も読む順番をすぐに決められます。
1人分の相談がさばけるようになったら、チーム全員の週報を1枚に並べる段階です。
テンプレ⑳:メンバー別に並べるチーム週報
5人の週報を1枚ずつ開いて読み比べていると、それだけで月曜の午前がつぶれます。
チーム全員の数字を同じ表にそろえれば、そのまま部長への報告の元として使えます。
上司からの返事の欄に入るのは、本人の週報に返した内容の短い写しです。
向く形式:スプレッドシート
|
メンバー |
今週の実績 |
目標との差 |
動いた案件 |
来週の重点 |
上司の一言 |
|
Aさん |
アポ5件 |
1件上回った |
〇〇社が提案へ |
〇〇社の提案書 |
提案の前に一度見せてほしい |
|
Bさん |
アポ2件 |
2件足りない |
なし |
架電の時間を増やす |
火曜に一緒に電話の練習をしよう |
|
Cさん |
受注1件 |
目標どおり |
△△社が受注 |
新規先のリストづくり |
△△社の流れをチームに共有したい |
全員が同じ表に並ぶと、遅れている人だけでなく、伸びている人のやり方もチームで見つけられます。
チーム全体の数字がそろったら、残るは部長へどう短く伝えるかです。
テンプレ㉑:部長に出す3行要約の週報
忙しい部長に毎週の数字を確実に読んでもらいたいなら、3行だけの要約を送る形が最も届きます。
3行に入らない話は、チーム週報の表を添付して「詳しくは表をご覧ください」と書き添えれば足ります。
向く形式:メール・Slack投稿
|
行 |
書くこと |
そのまま使える書き出し |
|
1行目 |
チームの数字と目標との差 |
今週のチームの受注は〇〇万円で、月の目標まで残り〇〇万円です。 |
|
2行目 |
目立って動いた案件か、遅れの原因 |
〇〇社が見積もりへ進み、来月の受注が見えてきました。 |
|
3行目 |
部長に決めてほしいことか、来週の手 |
△△社の値引きについて、金曜までにご判断をお願いします。 |
短く書くほど、部長が判断に使う一文が埋もれにくいのも3行の良さです。
21個の中からどれを選ぶかは、チームの人数と追いたい数字、抱えている悩みで決まります。
営業の週報テンプレートの選び方3つ
基準①:チームの人数と体制で選ぶ
最初に見るべきは、週報を読む上司1人に対して部下が何人いるかです。
部下の人数が増えるほど、1枚あたりの欄を減らしておかないと、上司の返事が毎週追いつかなくなります。
・部下が1〜3人:「シンプルな1枚の週報」か「KPTで1週間を振り返る週報」で、毎週出す習慣を作る
・部下が4〜8人:「上司の返信欄が付いた週報」で返す手間を決め、「メンバー別に並べるチーム週報」で全員を1枚に並べる
・課長の上に部長がいる体制:チーム週報に加えて「部長に出す3行要約の週報」を用意し、上への報告を分ける
人数に合わない型を選ぶと、書く側か読む側のどちらかに毎週の負担が偏ります。
人数で候補が絞れたら、残る物差しはチームが追いかけたい数字です。
基準②:追いかけたい数字で選ぶ
部長から求められている数字が何かによって、選ぶべき型は変わります。
電話の量を追うチームと金額を追うチームでは、週報に並べるべき列も、上司が見る場所もまったく違うためです。
迷ったときは、部長が毎週の会議で最初に聞いてくる数字を1つだけ選ぶと外れません。
|
追いたい数字 |
合う型 |
選ぶ決め手 |
|
架電とアポの件数 |
架電とアポの数を追う週報 |
電話が中心で、断られた理由も数えたい |
|
訪問と提案の件数 |
訪問と提案の数を追う週報 |
対面の商談が多く、次に会う日を管理したい |
|
売上と粗利の金額 |
売上と粗利の金額を追う週報 |
月の目標までの残りを毎週示したい |
|
新規の受注 |
新規と既存の顧客を分ける週報 |
今の顧客の注文だけに頼っていないかを見たい |
|
途中の目標の数字(KPI) |
KPIの進み具合を見る週報 |
架電から受注までの流れ全体を追いたい |
|
来月の売上の見込み |
確度別に見込みを集計する週報 |
部長に見込みの根拠を示したい |
型を数字で決めておくと、週報を読む会議の話題も自然とその数字に集まります。
数字とは別に、チームが今抱えている悩みから型を選ぶ方法も有効です。
基準③:チームが抱える課題で選ぶ
今のチームが週報で困っていることから逆算して選ぶと、型を変えた効果が翌週からすぐに見えます。
よく聞く悩みは「書かれない」「返事がない」「失注が続く」の3つです。
・週報が書かれない:欄が4つだけの「シンプルな1枚の週報」か、日報を足すだけの「日報5日分を集める週報」
・上司の返事がない:「上司の返信欄が付いた週報」か「相談事項に期限を付ける週報」
・失注が続く:「失注した理由を残す週報」か「課題と原因と打ち手の週報」
悩みに合った型を配ると、部下から「前より書きやすい」という声が出やすくなります。
どの型を選んでも、そのまま使うより自社に合わせて直したほうが長く続きます。
営業の週報テンプレートを自社用に直す3つの手順
手順①:使わない列を先に削る
テンプレートを自社用に直すときは、列を足すより先に削るのが正しい順番です。
列が多いままだと書く手間が増えて提出が遅れ、肝心の数字の欄にまで空欄が目立ちます。
①まず2週間分の週報を並べ、空欄が多い列に印を付ける
②上司と部長が会議で一度も読まなかった列にも印を付ける
③印が2つ付いた列から順に削り、残す列を5つ前後に絞る
削る列を先に決めると、残った列の1つ1つを書く意味が部下に伝わります。
列を減らして空いた場所に入れるのが、チームが本当に追いたい数字です。
手順②:追いたい数字の列を足す
足す列は、チームが追いかけたい数字に合わせて、1つか2つに限ります。
一度に3つ以上の列を足すと、削った意味がなくなり、書く手間が元の量へ戻るからです。
|
足す列 |
足す場面 |
足すときの注意 |
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断られた理由 |
アポが増えない週が続く |
言葉を「不在」「時期」「他社を利用中」の3つにそろえる |
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確度 |
部長に見込みを聞かれる |
A・B・Cの目安を表の上に書く |
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粗利 |
値引きの多い商材を扱う |
金額は式で出し、手で書かせない |
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次に会う日 |
商談が途中で止まりやすい |
日付が空欄の案件は上司と話す |
新しく足した列は、表の一番上の記入例も書き換えておくと、部下が最初の週から迷わず書けます。
足した直後の形が現場で通用するかは、2週間ほど実際に書いてもらって確かめます。
手順③:2週間試してから固める
直した週報は、すぐに正式な形として配らず、2週間だけ試す期間を置くのが安全です。
1週目は書き方に慣れるだけで終わるので、使えるかの判断は2週目の週報で行います。
試す間は、部下に「書きにくかった欄」と「書く意味がわからなかった欄」を1つずつ聞くのが近道です。
上司の側も、会議で一度も読まなかった欄がないかを同じ2週間で見直します。
出た声をもとに列の名前や順番を直し、3週目からチーム全員で使い始める流れです。
試す期間を挟むと、部下は自分たちの意見で作った週報と受け止めるため、書き続ける理由が生まれます。
形が固まったところで、そもそも週報が何のための書類なのかを改めて押さえておきます。
営業の週報とは1週間の動きと数字をまとめる報告書
基礎①:営業の週報の役割を知る
営業の週報は、部下の1週間の動きを上司が判断し、チームの数字を良くするための材料となる書類です。
日報が1日の記録なら、週報は1週間の動きを数字と案件でまとめた報告書にあたります。
毎週書いているのに、何に使われているのかわからないと感じる部下は珍しくありません。
・上司が部下の動きを見て、助けが要る案件に早く手を貸す
・部長へ報告するチームの数字を、毎週同じ形で集める
・部下が自分の1週間を振り返り、来週の動きを決める
3つの役割のどれを重く見るかが、週報に置く欄の数と順番を決める基準です。
役割がはっきりすると、毎日の日報や毎月の月報とどう書き分けるかも見えてきます。
基礎②:日報や月報との違いを知る
日報・週報・月報の違いは、書く間隔と書く中身、主に誰が読むか、役に立つ場面の4つで比べるとよくわかります。
中でも週報は、1日では見えない傾向と、1か月を待たずに打てる手の両方を扱える点が特徴です。
3種類の書類を全部同じ熱量で書こうとすると、部下の書く時間ばかりが膨らみます。
その日の記録は短くし、週報で数字と案件を厚めに書く、と分けるのが現実的です。
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比べる点 |
日報 |
週報 |
月報 |
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書く間隔 |
毎日 |
毎週1回 |
毎月1回 |
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書く中身 |
その日の行動と気づき |
1週間の数字・動いた案件・来週の予定 |
月の結果と翌月の計画 |
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主に読む人 |
直属の上司 |
上司と、まとめを受け取る部長 |
部長や経営層 |
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役に立つ場面 |
その日の困りごとをすぐ相談する |
遅れに気づいて翌週の手を打つ |
計画と実績のズレを振り返る |
書き分けがはっきりすると、同じ話を日報と週報に二度書く手間が消えます。
週報ならではの強みは、数字の遅れに気づく早さに表れます。
基礎③:週報で数字の遅れを早く見つける
遅れがわかるのが月末か月の途中かが、取れる手の数を分ける境目です。
月末の時点では残りの営業日がわずかで、挽回の余地はほとんどありません。
週ごとに数字を見ていれば月の途中で遅れをつかめるため、3週分の時間を打ち手に使えます。
最終週の会議で初めて数字の不足を知り、慌てて追加の架電を割り振るのは、多くの課長が通ってきた場面です。
・1週目:月の目標を4つに割り、週の目標と実績を並べる
・2週目:差が出た数字について、原因を1行で書く
・3週目以降:差が縮まらない数字に、打ち手と期限を付ける
週の目標を置くだけで、月末に「足りなかった」と報告して終わる会議が減ります。
遅れに気づけるかどうかは、週報にどの項目を入れておくかにかかっています。
営業の週報フォーマットに入れる7つの項目
項目①:今週の目標と実績の数字
週報の一番上に置くべきなのは、今週の目標と実績を並べた数字の欄です。
上司は週報を開いて最初に数字を見るため、ここが下にあると読む順番が崩れて、肝心の遅れを見落とすおそれがあります。
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指標 |
今週の目標 |
今週の実績 |
差 |
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架電 |
150件 |
132件 |
18件不足 |
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アポ |
8件 |
9件 |
1件超過 |
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受注 |
2件 |
1件 |
1件不足 |
目標から実績を引いた数まで埋めておけば、言い訳より先に事実が上司と部下の両方の目に入ります。
実績が足りない週に、その理由を探す手がかりとなるのが行動量の記録です。
項目②:架電や訪問などの行動量
実績の数字だけでは、目標に届かなかった原因がどこにあるのかを見分けられません。
架電や訪問の件数を並べておけば、量が足りないのか、量はあっても実らないのかを上司がすぐに判断できます。
書く件数は、チームで決めた行動の種類だけに絞るのが基本です。
・架電:かけた件数と、担当者につながった件数を分けて書く
・訪問:新規と既存を分け、オンラインの商談も含めて数える
・提案:提案書や見積もりを出した件数を書く
・メール:送った件数ではなく、返事が来た件数だけを書く
行動量を種類ごとに分けて残すと、どの行動を増やせば成果につながるかを週ごとにたどれます。
件数の裏でどの案件が前に進んだのかは、案件ごとの欄に書き分けます。
項目③:動いた案件と次の一手
案件の欄の対象は、今週に状況が変わった案件だけです。
止まったままの案件まで全部並べると、読む側が動きのあった案件を探す手間が増えます。
次の一手と期限は、どの案件にも必ず添える欄です。
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案件 |
今週の動き |
次の一手 |
期限 |
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〇〇社 |
2回目の商談で見積もりを依頼された |
値引きなしの見積もりを出す |
金曜まで |
|
△△社 |
担当者から決裁者の名前を聞けた |
決裁者との面談を申し込む |
来週水曜まで |
|
××社 |
他社と比べていると言われた |
比べられている点を聞き出す |
来週月曜まで |
どの行にも期限があれば、上司は翌週の週報で約束どおり動けたかを確かめられます。
動いた案件の中でも、うまく進んだ商談は理由まで書いておくと、チームの誰もが使える財産になります。
項目④:うまくいった商談と理由
うまくいった商談の欄は、結果より「なぜうまくいったか」を書く場所です。
受注した事実だけを書いても、ほかのメンバーには何をまねすればよいかが伝わりません。
書くときは、商談の前に何を準備し、商談の後に何を振り返ったかの2つに分けると整理しやすくなります。
準備した中身は「事前に相手の決算資料を読み、質問を3つ用意した」くらい具体的に書くのがコツです。
振り返りの側には、相手が身を乗り出した質問や、話が止まった場面を1行ずつ書き留めます。
こうした記録が週報にたまると、成約につながった段取りをチームで共有できます。結果としてチーム全体の利益向上が徐々に進んでいきます。
うまくいかなかった商談を書き込む先は、課題と原因を分ける欄です。
項目⑤:見えた課題とその原因
課題の欄は、数字の差から課題を挙げ、原因を探り、打ち手まで1本の線でつなげて書きます。
課題と原因が混ざったまま書かれると、週報は「頑張ります」で締めくくられ、上司も返す言葉に困りがちです。
悪い書き方と良い書き方の差は、並べてみると明らかです。
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書く欄 |
悪い書き方の例 |
良い書き方の例 |
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数字の差 |
アポが少なかった |
アポが目標の8件に対して5件だった |
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課題 |
もっと頑張る必要がある |
担当者につながる率が先週より下がった |
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原因 |
忙しくて電話できなかった |
相手が会議中になりやすい午後に電話を集めていた |
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打ち手 |
来週は気合いを入れる |
来週は午前10時台に架電を寄せる |
4つの欄を順に埋めると、部下は自分の言葉で来週の手を組み立てられます。
その打ち手は、来週の予定と目標の数字に置き換えて書き込みます。
項目⑥:来週の予定と目標の数字
来週の欄は、予定の一覧ではなく、目標の数字に届くための計画として書くのが正解です。
予定だけを並べても、その動きで目標に届くのかを上司が判断できないためです。
予定の横には、来週の目標の数字を必ず添えます。
・来週の目標:架電150件、アポ8件のように、今週と同じ指標で書く
・重点の案件:来週に決めたい案件を2つまでに絞る
・大事な予定:商談や提案の日時を、曜日まで書く
・足りない分の取り返し方:今週の不足を来週のどこで埋めるかを書く
今週と同じ指標で来週の目標を置くことが、翌週に予定と実績を比べるための前提です。
計画を立てる途中で引っかかったことは、自分だけで悩まずに上司への相談の欄へ回します。
項目⑦:上司に相談したいこと
相談の欄は、部下が週報の中で上司に返事を求める唯一の場所です。
この欄がないと、部下は困りごとを抱えたまま翌週を迎え、気づいたときには案件が止まっています。
「困っています」とだけ書かれても、上司は何を返せばよいか迷うのが実情です。
相談には、中身と期限と、どう返してほしいかの3つを添えます。
|
相談の中身 |
いつまでに |
どう返してほしいか |
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〇〇社から値引きを求められた |
水曜の商談まで |
値引きしてよい幅を決めてほしい |
|
決裁者に会う方法がわからない |
来週中 |
一緒に作戦を考える時間がほしい |
|
提案書の構成に自信がない |
金曜まで |
下書きを見て一言ほしい |
期限と返してほしい形が書かれていれば、上司は短い時間でも的確に返事を書けます。
7つの項目を実際に埋めた形は、場面ごとの例文で確かめるのが早道です。
営業の週報の例文5つ
例文①:目標の数字を達成した週
目標を達成した週も、数字だけで終わらせず、届いた理由まで書くのが大切です。
達成した理由がわかれば、同じ動きを翌週も繰り返せるうえ、チームの誰かがまねできる形でも残せます。
・今週の数字:アポ10件(目標8件)、受注3件(目標2件)
・届いた理由:既存の顧客に紹介をお願いし、紹介経由のアポが4件取れた
・動いた案件:〇〇社が来月の導入を決定、△△社は2回目の商談へ進んだ
・来週の予定:紹介をもらった2社に提案書を出し、架電は150件を続ける
・相談したいこと:紹介をお願いする文面を、チームで共通にしたい
紹介の頼み方まで書かれた週報は、チーム全体で使える手本です。
目標に届かなかった週の書き方は、これとは少し勝手が違います。
例文②:目標の数字に届かない週
数字の差と原因と打ち手を順に並べれば、届かなかった週の週報も、言い訳ではなく来週の計画として読めます。
上司が求めているのも、届かなかった理由の説明より、来週の取り返し方です。
数字が足りない週ほど、週報を開く手が重くなるのは無理もありません。
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欄 |
書いた内容 |
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今週の数字 |
アポ5件(目標8件)、受注0件(目標2件) |
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届かなかった原因 |
大型の商談の準備に時間を取られ、架電が目標の半分にとどまった |
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来週の打ち手 |
準備は午前中に終わらせ、午後は架電の時間として先に予定に入れる |
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取り返しの計画 |
来週と再来週で架電を200件ずつに増やし、月のアポ数を守る |
|
相談したいこと |
準備に使う提案書のひな形があれば共有してほしい |
時間の使い方まで掘り下げて書いてあるので、打ち手の良し悪しを上司と具体的に話し合える週報です。
数字は届かなくても、大きな商談が前に進む週もあります。
例文③:大型の商談が大きく動いた週
大型の商談が進んだ週は、数字の欄より案件の欄を厚く書きます。
上司は、決裁者が誰で、いつ何を決めるのかを知って初めて、手を貸す場面を判断できるためです。
・今週の数字:アポ6件(目標8件)、受注0件(目標1件)
・動いた案件:〇〇社の部長との3回目の商談で、来月の役員会に提案が上がると決まった
・決裁者と決め方:役員会で社長が決める、比べている他社は1社
・次の一手:役員会の資料に使える費用の比べ方を、来週水曜までに先方へ送る
・相談したいこと:役員会の前に、上司から先方の部長へ一言あいさつしてほしい
決め方と比べている相手まで書いてあると、上司は自分が出る場面を先回りして準備できます。
反対に、失注が何件も続いた週には、書く中身の選び方に工夫が要ります。
例文④:失注が何件も続いた週
失注が続いた週の週報は、気持ちよりも失った案件どうしの共通点を書く場です。
1件ずつ理由を並べてみると、価格で負けたのか時期で負けたのか、負け方の偏りがはっきり見えてきます。
|
失注した案件 |
失注の理由 |
次の商談で変えること |
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〇〇社 |
他社より月額が高かった |
最初の商談で費用の内訳を見せる |
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△△社 |
導入の時期が来年に延びた |
時期の確認を初回の質問に入れる |
|
××社 |
他社より月額が高かった |
値引きより導入後の手間の少なさを伝える |
3件のうち2件が価格で負けているとわかれば、来週は価格の伝え方を上司と練り直せます。
新規開拓に集中した週に気をつけたいのは、物差しそのものが変わる点です。
例文⑤:新規開拓に集中した週
新規開拓の週は、受注の数字がすぐには出ないため、行動量と手応えを中心に書きます。
成果が出るのが来月以降になる分、今週の動きが無駄でなかったことを数字で示しておく必要があります。
・今週の数字:新規の架電200件、担当者につながった件数40件、アポ3件
・反応が良かった業種:〇〇業の会社は、担当者につながった後の話が長く続いた
・反応が悪かった業種:△△業の会社は、受付で断られることが多かった
・来週の予定:反応が良かった業種に絞って架電を150件かける
・相談したいこと:〇〇業に合う事例の資料がほしい
業種ごとの手応えを残しておくことが、翌週の電話先を絞り込む根拠です。
例文を配っても、週報が形だけになってしまうチームはあります。
営業の週報が形だけになる3つの原因
原因①:項目が多すぎて書けない
欄が多すぎる週報は、部下にとって毎週の重い宿題です。
埋めること自体が目的になり、どの欄も前の週の写しで済ませる人が出てきます。
書く側が疲れると中身が薄くなり、読む側の上司も要点を探すのに時間がかかるため、互いの手間が増える一方です。
書けない週報によく出る課題と対処法を、3つ並べます。
|
課題 |
起きていること |
対処法 |
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欄が多すぎる |
毎週同じ文を貼り付けて出す |
上司がこの1か月で読まなかった欄を削る |
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書き方の見本がない |
人によって長さと中身がばらばらになる |
表の一番上の行に記入例を入れる |
|
同じ数字を何度も書く |
日報からの書き写しに時間を取られる |
数字は合計の欄に1回だけ書く |
欄を絞り込むことが、書く側と読む側の手間を一度に軽くする近道です。
書きやすくなった週報も、上司が読んで返さなければ、また形だけに戻ってしまいます。
原因②:上司が読んで返さない
部下が週報を書く意味を失う一番のきっかけは、上司からの返事がないことです。
出しても反応がない週が続くと、部下は週報を読まれない書類だと受け止めます。
相談の欄が毎週空のまま出てくる週報は、その表れです。
とはいえ、上司も全員分に長い返事を書く時間までは持てません。
大切なのは長さより続けることです。
一言でもよいので、週報には毎週欠かさず返事をします。
そうすれば、部下には読まれているという手応えが残ります。
すぐ返せる中身としては、良かった点を名指しするか、返す期限だけを伝える形で十分です。
この小さな積み重ねが、週報を形だけで終わらせない確かな手立てです。
上司の反応に加えて、書いた中身がその後に生かされているかも、部下はよく見ています。
原因③:書いた内容が使われない
毎週きちんと出ている週報でも、上司が目を通しただけで閉じている例は多くあります。
読まれても何にも使われない週報は、部下にとって出すためだけの作業です。
週報の中身を会議や案件の判断に組み込めば、部下も毎週書く理由に納得できます。
使われない場面ごとに対処法と使い道の例を並べると、明日の会議からでも取り入れられます。
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課題 |
対処法 |
使い道の例 |
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会議で週報に触れない |
会議の最初の5分で週報の数字を読み上げる |
遅れている指標をチーム全員で確かめる |
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案件の判断に使わない |
値引きや同行を決めるときに週報を開く |
相談の欄を見て、上司が同行する商談を決める |
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書いた相談が放っておかれる |
相談の欄だけは翌日までに返す |
部長に上げる相談を週報から拾う |
自分の書いた1行が翌週の判断を動かした経験は、部下が次の週報を具体的に書く何よりの動機です。
毎週の週報を無理なく仕上げるには、日々の日報を上手にまとめる段取りも欠かせません。
毎日の日報を営業の週報にまとめる5つの手順
手順①:日報の項目を週報とそろえる
日報から週報を作る作業の出発点は、2つの書類の欄の名前をそろえることです。
欄の名前が日報と週報で違うままだと、金曜の夕方に5日分を読み返して移し替える手間が毎週かかります。
そろえるのは最初の1回きりで、週ごとのやり直しは不要です。
①日報にある欄をすべて書き出す
②週報の欄と横に並べて、同じ中身の欄どうしを線で結ぶ
③呼び方が違う欄は、週報の呼び方にそろえる
④週報にあって日報にない欄を、日報の側に足す
一度そろえておけば、金曜の転記は同じ名前の欄へ順に数字を埋めるだけで済みます。
中でも時間を取られる数字の欄は、表で合計すると早く片付きます。
手順②:数字だけ表で合計する
数字の欄は文章で写さず、曜日ごとに並べて合計する形が確実です。
日報の文章から件数を拾って足すと数え間違いが起きやすく、上司に出した数字を後から直す手間も生まれます。
架電とアポと受注の3つで、1週間分を合計した見本を作りました。
|
指標 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
合計 |
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架電 |
30件 |
25件 |
35件 |
20件 |
22件 |
132件 |
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アポ |
2件 |
1件 |
3件 |
2件 |
1件 |
9件 |
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受注 |
0件 |
1件 |
0件 |
0件 |
0件 |
1件 |
式を入れた合計の欄があれば、週の数字を出す作業は日報の数を打ち込むだけです。
数字の裏で前に進んだ案件は、日報の中から選んで拾い出します。
手順③:動いた案件だけを拾う
日報から拾うのは、今週に段階や予定が動いた案件です。
同じ案件が5日分の日報に何度も出てきても、週報では1行にまとめます。
拾うかどうか迷ったときは、3つの基準のどれかに当てはまるかで決めると、人によって選び方がぶれません。
・段階が変わった:初回の商談から提案や見積もりへ進んだ
・金額が変わった:見積もりの額や契約の規模が上下した
・期日が近い:返事の期限や決める日が2週間以内に来る
この3つで選ぶ方法なら、週報の案件の欄は上司が数分で読める長さです。
拾った案件と数字を見比べると、1週間の流れがつかめてきます。
手順④:1週間の傾向を3行で書く
数字と案件を並べたあとの仕上げは、1週間の傾向を3行の文章にまとめる作業です。
3行に絞ると、書く本人も今週の動きの要点を自分の言葉で整理できます。
長く書きたくなる週ほど、良かった流れと気になる流れと来週の向きに分けて書くと、余計な説明が自然と削れます。
|
傾向の書き方 |
3行の書き例 |
|
良かった流れを書く |
紹介経由のアポが増え、初回の商談が前へ進みやすかった |
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気になる流れを書く |
金曜に予定した商談が2件延び、月末の受注の見込みが薄くなった |
|
来週の向きを書く |
延びた2件の決める日を確かめ、紹介のお願いを既存の顧客に広げる |
3行の形を毎週続ければ、4週分を並べるだけで月末の月報の下書きになるのも利点です。
傾向が見えたら、締めくくりは来週の重点を1つに絞る作業です。
手順⑤:来週の重点を1つに絞る
週報の最後に置く来週の重点は、欲張らずに1つだけに絞ります。
重点が4つも並んだ週報では、本人は手を付ける順番に迷い、上司も翌週に何を確かめればよいか定まりません。
1つに絞るときは、残す候補を次の3つの順でふるいにかけるのが近道です。
・今月の目標の数字に一番近い案件や行動を残す
・人に頼めることより、自分にしかできないことを残す
・来週の金曜までに結果がわかるものを選ぶ
絞った1つの重点は、翌週の週報の冒頭で、できたかどうかを確かめる物差しとなります。
その重点に上司がどう返すかで、部下の次の週の動き方も左右されます。
営業の週報に上司が返すコメントの型5つ
型①:できたことを先に認める
上司の返事の書き出しは、部下ができたことを具体的に認める言葉が基本です。
「よく頑張ったね」だけでは何が良かったのか伝わらず、部下は翌週に同じ動きを繰り返す手がかりを得られません。
返事では週報の一文を引いて、良かった点を名指しします。
部下の週報:「既存の顧客に紹介をお願いし、紹介経由のアポが4件取れました」
上司のコメント:「取引の長い顧客から順にお願いした判断が、4件につながりましたね」
効果のある行動がはっきりすることが、部下が次の週も同じ動きを続ける手がかりです。
認める言葉で始めておくと、続けて数字のズレを尋ねても、部下は責められたと感じにくくなります。
型②:数字のズレを質問で聞く
数字が足りない部下を責めずに事情を聞くには、問いの向きを変えることが肝心です。
「なぜ足りないのか」ではなく、「何が変わったか」を尋ねる聞き方に切り替えます。
数字の差と原因と打ち手の順に事実を一緒に確かめる形にすれば、部下は言い訳より先に次の手を考え始めます。
ズレの種類ごとの声のかけ方は、次のとおりです。
|
ズレの種類 |
責めない質問の文面 |
聞きたいこと |
|
行動量が足りない |
「今週、架電の時間を取りにくかった日はありましたか」 |
時間を取られた仕事の中身 |
|
行動量はあるのに成果が出ない |
「担当者につながった後、話が止まりやすい場面はどこでしたか」 |
商談のどこで止まるか |
|
大きな案件が止まった |
「先方で決める日は、前に聞いた日から動きましたか」 |
案件の今の段階と決める日 |
どの文面も事実を尋ねる形なので、部下は自分の言葉で原因を説明でき、上司は対策の相談にそのまま移れます。
原因が見えたら、続く打ち手は部下に任せきりにせず、上司も加わって決める段階です。
型③:次の一手を一緒に決める
次の一手は、上司が答えを渡すより、部下に案を出してもらってから一緒に整えるほうが身につきます。
役に立つのは、次の商談の準備と終わった商談の振り返りを1組で考える聞き方です。
振り返りで見えた反省を、そのまま準備の中身に書き換えると、一手が具体的になります。
部下の週報:「〇〇社の2回目の商談で、費用の話になった途端に相手の反応が鈍くなりました」
上司のコメント:「費用の前にどんな話をすると、相手の反応が良かったですか」
部下の返事:「導入後の手間が減る話には、身を乗り出して聞いてくれました」
上司のコメント:「では次の商談は、手間が減る話を先にして、費用は最後に出す順で準備しましょう」
答えを部下の口から引き出した分、決まった一手に本人も納得して動けます。
部下から届く相談にも、返し方の型があると安心です。
型④:相談には期限を決めて返す
その場で答えられない相談でも、返す期限だけはその日のうちに伝えるのが有効です。
期限のない「確認します」は部下を待たせるだけで、その間に商談の日が来てしまえば、相談した意味が失われます。
期限の目安は、相談の中身ごとに決めておくと迷いません。
|
相談の種類 |
返す期限の目安 |
返す文面 |
|
値引きなど、上司が決める話 |
先方に返事をする日の前日まで |
「値引きの幅は、商談の前日までに決めて返します」 |
|
部長の判断が要る話 |
次の部長との会議まで |
「次の会議で部長に確かめて、その日のうちに返します」 |
|
進め方の相談 |
次の1対1の面談まで |
「次の面談で一緒に考えましょう、案を1つ持ってきてください」 |
期限を言い切る返事が、部下の待ち時間を準備の時間に変えるきっかけです。
良い週報をチームに広めることも、上司にしかできない返し方の1つです。
型⑤:良い例をチームに共有する
よく書けた週報は、本人の了解を取ったうえでチームに紹介すると、ほかのメンバーの書き方の見本として使えます。
本人に断らずに配るやり方は、書いた人の気持ちを置き去りにするため禁物です。
上司のコメント:「失注の共通点まで書いた今週の週報を、来週の会議で紹介してもいいですか」
部下の返事:「はい、〇〇社の名前は伏せて紹介してもらえると助かります」
上司のコメント:「わかりました、社名はA社として紹介しますね」
取引先が特定されないとわかれば、ほかの部下も安心して自分の失敗まで週報に書けます。
返し方の型を押さえたら、週報そのものをチームで回すための決まりも整えておきたいところです。
営業の週報をチームで回す3つのルール
ルール①:提出の締め切りを決める
チームで週報を回す最初の決まりは、出す日と時刻をそろえることです。
締め切りが人によってばらばらだと、上司は全員分が届くまで待つことになり、返事も遅れてしまいます。
決めるべき中身は3つあります。
・曜日と時刻:金曜の17時など、週の最後の営業日の夕方に置く
・出す場所:共有フォルダかチャットの決まった場所の1か所にまとめる
・遅れたとき:遅れる理由と出せる時刻を、締め切りの前に短く連絡する
全員分が同じ時刻にそろえば、上司が週末を挟まずに読める状態の出来上がりです。
集まった週報を誰がいつまでに読むかも、あわせて決めておきます。
ルール②:読む人と返す期限を決める
週報を出したあとの流れは、誰が読み、いつまでに何を返すかまで決めて初めて回り始めます。
読む人が決まっていないと、上司と部長の両方が返して中身が食い違ったり、逆に誰も返さなかったりしがちです。
読む人ごとに役割を分けておくと、返事の重なりも抜けも防げます。
|
読む人 |
返す期限 |
返す中身 |
|
直属の上司 |
翌営業日の昼まで |
コメントの型を使った短い返事と、相談への答え |
|
部長 |
次の週の会議まで |
チーム全体の数字の遅れと、人の配置の判断 |
|
同じチームのメンバー |
期限なし(読むだけ) |
良い例として紹介された週報の書き方 |
役割を分けてあれば、部長は細かい案件ではなく、チーム全体の数字の判断に時間を使えます。
読み終えた週報をどこに残すかも、チームで決めておきたい点です。
ルール③:過去の週報を1か所に残す
過去の週報を1か所にまとめておくと、数か月前の案件の経緯や数字の動きをすぐに見返せます。
人ごとに別々に保存していると、異動や引き継ぎのときに記録が散らばり、必要な週報を見失います。
残し方の決まりは、置き場所と名前と探し方の3点です。
・置き場所:チームで1つの共有フォルダを作り、年ごとにフォルダを分ける
・ファイル名:「日付_名前_週報」の順にそろえ、日付は「20261023」のように8けたで書く
・探し方:ファイル名の日付と名前で検索し、案件名は本文の中で探す
名前の付け方がそろっていれば、半年前の同じ週の週報を並べて見比べることも簡単です。
残した週報を生かすには、そもそも使いやすいテンプレートを用意しておく必要があります。
営業の週報テンプレートを作る3つの方法
方法①:表計算ソフトで手軽に自作する
手元ですぐに始められるのは、ExcelやGoogleスプレッドシートで週報の表を組むやり方です。
社内ですでに使っている表計算の道具なら、新しく何かを契約しなくても、今週から週報の形を試せます。
中でも週報づくりで役立つ操作は、合計の式と共有と選択肢の3つが中心です。
|
やりたいこと |
やり方 |
向くテンプレート |
|
週の数字を自動で合計する |
合計の欄に足し算の式(SUM関数)を入れる |
架電とアポの数を追う週報 |
|
チーム全員で同じ表に書く |
Googleスプレッドシートを共有し、1人に1シートを割り当てる |
メンバー別に並べるチーム週報 |
|
書き方のばらつきを減らす |
段階や確度の欄を、選択肢から選ぶ形(プルダウン)にする |
案件の今の状態を並べる週報 |
最初に式や選択肢を組み込んでおけば、部下は数字と短い文を打ち込むだけで週報を仕上げられます。
表での管理に手が回らなくなったら、次に候補となるのが専用の道具です。
方法②:SFAやCRMの報告機能を使う
SFA(営業の記録をまとめる道具)やCRM(顧客の情報をまとめる道具)は、週報づくりの手間を減らせる仕組みです。
商談や架電の記録を毎日入力しておけば、週の件数や案件の段階が自動で集まり、金曜に数字を写す作業が要らなくなります。
その代わり、導入には費用がかかり、全員が毎日入力する習慣も欠かせません。
入力が続かないまま道具だけを入れる形は、週報の中身を表のときより薄くする危うい選び方です。
表で回せているうちは表で十分で、人数や案件が増えて集計に追われ始めたら、SFAやCRMを考える時期に来ています。
今の週報で使っている欄を基準にし、道具の設定をそこへ寄せる順番が安全です。
費用をかけずに始めたいなら、無料で配られているテンプレートを比べて選ぶ手もあります。
方法③:無料の配布テンプレートを比べる
配布テンプレートを使えば、ゼロから欄を考えずに済み、見た目の整った形から今週の週報を書き始められます。
配布元ごとに形式や登録の有無が違うため、自社で使う道具に合うかの確認が先決です。
主な配布元4つについて、それぞれの公式ページで確かめた内容をまとめました。
|
配布元 |
形式 |
無料か |
登録が要るか |
|
Microsoft |
Word |
無料で公開 |
ページに記載なし |
|
Canva |
Canva上で編集 |
無料(一部は有料) |
ページに記載なし |
|
日報くん(BPS株式会社) |
Excel・Word・チャット用の文面 |
無料 |
ページに記載なし |
|
ビズ研 |
Word・Excel・Googleドキュメント・Googleスプレッドシート |
無料 |
不要と明記 |
いずれのテンプレートも、そのままでは自社の数字や段階の呼び方と合わないため、手直しが前提です。
使い始めてから出てくる細かな疑問には、よくある質問の形でまとめて答えます。
営業の週報に関するよくある質問
書くことがない週は何を書けばいいですか
書くことがない週こそ、数字が動かなかった理由と来週の一手を書く週です。
架電や商談が少なかった週にも、会議や資料づくりに追われたという事実が残っています。
「特になし」とだけ書いて出す週報は、上司に相談できる貴重な機会を自分から手放す行為です。
社内の仕事に使った時間を書けば、上司は数字が止まった原因を探せるうえ、予定の組み直しにも手を貸せます。
特に無しで進めてしまうと解決策が見つからないままになってしまうので、ずっと同じ状態で変化が起きない原因になってしまいます。
動かなかった週の記録が、翌月に同じ足踏みを繰り返さないための材料です。
書く中身が決まっても、どこまで長く書けばよいかで迷う人は少なくありません。
営業の週報はどのくらいの長さがいいですか
週報の長さは、字数ではなく、読む人がどこまで知りたいかに合わせて決めます。
直属の上司は案件ごとの動きまで追いたいのに対して、部長は判断が要る点だけを短くつかみたい立場です。
相手ごとの長さを3つに分けて並べます。
・直属の上司向け:7つの項目を1枚に収め、案件は今週動いたものだけにする
・部長向け:数字と動きとお願いの3行にまとめる
・チームで共有する分:うまくいった商談と理由の欄だけを抜き出す
1枚の形なら「シンプルな1枚の週報」、3行の形なら「部長に出す3行要約の週報」がそのまま下地にできます。
長さを整えても、上司の返事が遅れがちなチームでは、返す側の時間の使い方が新たな悩みの種です。
上司が返信する時間がないときはどうしますか
時間がないときは、全員に長く返すのをやめ、コメントの型を使った一言で返します。
長い返事を書く相手は、数字のズレが大きい部下や、大きな案件を抱える部下に絞るのが無理のないやり方です。
返す時間そのものを、週に1回、予定表に先に押さえておく方法も効きます。
それでも週報の形づくりに手が回らないときは、外の力を借りる選択肢もあります。
営業の週報テンプレートづくりでお困りのことがあればスタジアムに無料で聞いてみよう!
自分の商談に追われ、部下の週報まで手が回らない状態は、多くの課長に共通する悩みです。
テンプレートを配っただけでは、数か月後に形だけの書類へ戻ってしまう例も珍しくありません。
週報を数字の改善につなげるには、読む側と返す側の仕組みづくりまでが必要です。
スタジアムの営業支援では、週に1回の定例の場で、今週の動きと来週の動きを共有します。
レポートの項目はご希望を伺ったうえで作るため、自社の週報の形に合わせた共有ができます。
新しいサービスの立ち上げを支えた例では、受注から逆算した目標づくりと、週ごとのズレの分析が柱でした。
案件ごとの振り返りを積み重ね、商談の進め方を型にして、担当者による差を縮めています。
週報の項目選びや返し方に迷う段階での相談も歓迎です。
今のチームの人数と困りごとを伝えていただければ、週報を回す段取りからご提案します。
※具体的にサービス導入を検討していない方もお気軽に。
“現場を熟知した営業のプロ”に軽く壁打ちするだけでも、ヒントはきっと見つかるはずです。
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