無形商材の営業代行会社一覧27選・選び方と売りにくさの型別に見る比較ポイント

無形商材に対応する営業代行会社27社と、選び方の判断基準を徹底解説します。
・無形商材に対応する営業代行会社27社の特徴(対応商材・担当領域・契約条件)
・売りにくさの型別に見る5つの比較ポイント(成果の数え方・報告頻度・試験導入)
・費用相場と失敗の原因、依頼前にそろえる資料(月額固定型・成果報酬型・複合型)
現場の営業担当者だけでなく、営業責任者必見の内容です。
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無形商材に対応する営業代行会社27選
一覧を見る前に、営業代行会社を選ぶうえで欠かせない5つの判断基準を押さえておきましょう。
先に基準を持つと、27社の違いを自社のものさしで見分けられます。
営業代行会社を選ぶ5つの判断基準
・自社商材の取り扱い実績|同じ売りにくさの型を扱った経験があるか
・担当してもらえる工程の幅|掘り起こしから商談、定着支援までどこまで任せられるか
・成果の数え方が合うか|アポイント数と受注数のどちらを成果として契約するか
・報告の頻度と内容の細かさ|打ち手を変えられる間隔で報告が届くか
・試験導入ができるかどうか|立ち上がりの遅さを織り込んだ期間を設けられるか
この5つを持って読み進めると、各社の特徴を自社の基準で評価できます。
株式会社スタジアム
効果が数字で見えない商材では、最初の接触から契約後の定着までを続けて任せたい場面が増えます。
スタジアムはBtoBのIT商材に絞り、掘り起こしから商談、導入後の活用支援までを月額固定で担う会社です。
支援実績のうちSaaSなど無形商材が占める割合は100%となっています。
・担当領域:インサイドセールスから商談、オンボーディングやアップセルまで通しで対応
・対応商材:BtoBのIT商材が中心で、SaaSやWebメディアの支援が厚い
・契約条件:月額固定制で、最低契約期間は3か月から
・公式サイト:株式会社スタジアム
単発のアポイントだけを成果報酬で買いたい企業には向きませんが、商談から定着までを任せたい企業には適しています。
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株式会社セレブリックス
競合との違いを説明しきれない商材では、型を持った第三者に売り方から預ける判断が有効です。
セレブリックスはSaaSなどIT系に加え、広告・通信・メディア・製造まで幅広い商材を扱ってきました。
扱う商材の幅が広いぶん、自社と近い売りにくさの事例を確認しやすくなります。
・対応商材:SaaSなどIT系から広告、通信、メディア、製造、メーカーまで対応
・担当領域:営業戦略の設計から実行までを支援
・確認したい点:担当工程や契約条件は個別提案のため、商談時に範囲を確かめる
・公式サイト:株式会社セレブリックス
契約条件を事前に固めてから発注したい企業には手間が残るものの、売り方そのものを見直したい企業には有効です。
株式会社エグゼクティブ
説明が複雑で単価も高い商材は、電話をかける回数を増やしても商談の数が伸びません。
エグゼクティブはシステム開発やツール、クリエイティブ、販促、工業製品など、説明に手間のかかる商材を対象にしています。
狙う相手を絞ってから接触する設計のため、母数より1件の質を重視する企業に向く体制です。
・担当領域:インサイドセールス、ABM、BDR、案件化営業、リードジェネレーション
・対応商材:システム開発・ツール、クリエイティブ、販促、工業製品、建築など高額商材
・確認したい点:商談以降の対応範囲は個別確認が必要
・公式サイト:株式会社エグゼクティブ
低単価の商材で件数を積み上げたい企業には合いませんが、高単価で検討の長い商材には効果的です。
株式会社ウィルオブ・ワーク
決裁者が多く検討が長い商材では、担当者が頻繁に代わると説明の質が保てません。
ウィルオブ・ワークの営業代行はサービスブランド「セイヤク」として提供されています。
独自の研修を受けた正社員を案件ごとに固定で配置するため、商材の理解が担当者に蓄積される仕組みです。
・体制:研修を受けた正社員を案件ごとに固定配置
・担当領域:リード獲得から商談、カスタマーサクセスまでの全プロセスを代行
・対応範囲:テレアポ代行、インサイドセールス代行、カスタマーサクセス代行
・公式サイト:セイヤク
短期間だけ人手を借りたい企業には過剰となる一方、長期の体制づくりを見据える企業には推奨されます。
株式会社コンフィデンス
効果が出るまで時間のかかる商材では、一度断られた相手を寝かせたままにする損失が大きくなります。
コンフィデンスはテレアポ代行に加え、見込み客を時間をかけて育てるナーチャリング代行も手がける会社です。
公式サイトでは、累計1,100社を超える導入実績が示されています。
・担当領域:インサイドセールス(テレアポ代行・ナーチャリング代行)
・実績:累計1,100社を超える導入実績
・所在地:東京都港区赤坂4-1-30 AKABISHI-Ⅱビル
・公式サイト:株式会社コンフィデンス
商談から受注までを丸ごと任せたい企業には範囲が足りませんが、掘り起こしを厚くしたい企業には合致します。
株式会社アイドマ・ホールディングス
当て先が定まらないまま架電を続けると、断られた記録だけが積み上がります。
アイドマ・ホールディングスは営業支援プラットフォーム「Sales Platform」を提供する会社です。
対象は680万件以上の法人データベースから絞り込みます。接触の手段は電話とメール、DMの組み合わせです。
・データ:680万件以上の法人データベースからターゲットを抽出
・対応商材:業種や規模を問わず対応
・対応範囲:プッシュ型のアプローチ、営業管理、見込み客の育成、オンライン商談
・公式サイト:株式会社アイドマ・ホールディングス
商談の場だけを外部に任せたい企業には合いませんが、当て先の設計から見直したい企業には有力候補となります。
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株式会社アイランド・ブレイン
商談の数そのものが足りない段階では、費用が先に出る契約は踏み切りにくくなります。
アイランド・ブレインはアポイント獲得に絞り、成果1件あたり20,000円(税別)の完全成果報酬型です。
固定費が発生しないため、月ごとの支出を件数に連動させられます。
・対応商材:55業種以上に対応
・契約条件:固定費なし、成果報酬1件20,000円(税別)
・担当領域:アポイント獲得に特化し、商談以降は依頼企業が担当
・公式サイト:株式会社アイランド・ブレイン
商談の質まで外部に委ねたい企業には向きませんが、まず接点の数を確保したい企業には適しています。
株式会社ディグロス
自社の営業担当者が架電に時間を取られ、商談の準備が薄くなる会社は少なくありません。
ディグロスはアポイント獲得のみを引き受け、依頼企業が商談だけに集中できる形を取っています。
契約は1か月単位で更新でき、初回のみ2か月以上の契約が条件です。
・契約条件:最低1か月から、初回契約は2か月以上、以降は1か月単位で更新可
・料金:新規アプローチは1件10,000円から35,000円、リスト作成費は別途
・実績:2,000社以上の支援、年間3,400プロジェクト以上
・公式サイト:株式会社ディグロス
商談から受注までを任せたい企業には範囲が狭いものの、架電の工数を切り離したい企業には有効です。
アズ株式会社
新しい市場に当てたいが、社内に架電のできる人員がいないという相談は多く寄せられます。
アズは自社のテレマーケティングチームとフリーエージェント人材を組み合わせた成果報酬型の支援会社です。
過去に請け負った企業は2,200社以上、現在の取引は80社と公表されています。
・体制:自社チームとフリーエージェント人材の組み合わせ
・対応商材:IT系、サービス系、建築・不動産系、食品系など
・料金:成果報酬型
・公式サイト:アズ株式会社
商談以降の代行を求める企業には物足りない一方、新規の接点づくりを外に出したい企業には選択肢となります。
株式会社イクイップ
名簿は用意できているのに、かけ切る人手だけが足りない状況もあります。
イクイップのテレアポ代行「ビズコール」は、1コール99円のコール課金制です。
月額固定費や通話料、成果報酬が発生しないため、必要な回数だけを買えます。
・料金:1コール99円、初期費用39,800円、初回限定のお試しプランあり
・費用の内訳:月額固定費、通話料、成果報酬はなし
・担当領域:テレアポによる接触
・公式サイト:ビズコール
無形商材の専門会社ではないため説明の深さを求める商材には向きませんが、接触数を安く確保したい場合には合致します。
セールスドライブ株式会社
固定費をかけずに、まず外部の力を試したい企業には成果報酬型が合います。
セールスドライブはIT・SaaS企業向けのアウトバウンド営業代行を提供する会社です。
初期費用と月額固定費が0円で、契約は1か月から始められます。
・契約条件:初期費用と月額固定費が0円の完全成果報酬型、最低1か月から
・対応商材:IT・SaaS企業のBtoB商材
・担当領域:インバウンド、アウトバウンド、ナーチャリングによる商談・アポイント獲得
・公式サイト:セールスドライブ株式会社
稼働の量を先に決めたい企業には合わない一方、小さく試してから広げたい企業には推奨されます。
株式会社プロセルトラクション
受注したあとに使われず解約されるSaaSでは、売る工程だけを直しても数字は戻りません。
プロセルトラクションはインサイドセールス代行、営業代行、カスタマーサクセス代行の3領域を扱う会社です。
商談で受け取った顧客の声は、製品の改善にも戻します。
売る工程だけで終わらない設計です。
・担当領域:インサイドセールス代行、営業代行、カスタマーサクセス代行の3領域
・対応商材:SaaS、広告、HRサービスなどBtoB全般に加え、不動産特化型も用意
・対応範囲:リード獲得から受注、契約後の継続支援まで
・公式サイト:株式会社プロセルトラクション
一部の工程だけを切り出したい企業には重い体制ですが、受注後の解約まで含めて手を打ちたい企業には適しています。
ビートレード・パートナーズ株式会社
電話が担当者で止まり、決裁者まで話が届かない商材もあります。
ビートレード・パートナーズは電話に加え、展示会支援や訪問同行など複数の接点を持つ会社です。
2009年の設立以降、IT業界を中心に幅広い業界の営業活動を支援してきました。
・対応範囲:テレマーケティング、セミナー集客、展示会支援、インサイドセールス、訪問同行
・担当領域:インサイドセールスから商談、提案、受注活動まで
・対応商材:IT業界を中心とした幅広い業界
・公式サイト:ビートレード・パートナーズ株式会社
無形商材への特化を明示していないため専門性で選びたい企業には確認が要るものの、接点を増やしたい企業には有効です。
株式会社セカツク
月ごとの支出を読みたい企業にとって、成果報酬型は総額が膨らむ不安が残ります。
セカツクは法人向けサービスを提供する事業者に絞った成果報酬型の営業支援会社です。
予算の上限を月ごとに設定できるため、成果の件数が伸びた月でも支出が想定を超える心配は生じません。
・契約条件:成果報酬型で、月ごとに予算の上限を設定可能、初回契約のみ3か月で以降は単月契約可
・対応商材:IT、広告、人材、システム開発、SaaS系、RPA、研修、福利厚生提案など
・実績:400社以上の支援
・公式サイト:株式会社セカツク
消費者向け商材を扱う企業は対象から外れる一方、法人向けサービスを売る企業には合致します。
リーグル株式会社
報告が月に一度では、外した当て先に気づいた時点で1か月分の稼働が終わっています。
リーグルはインサイドセールスを主な領域とし、日々の商談の活動報告を行う会社です。
支援の実績は700社2,500プロジェクト以上と公表されています。
・報告:日々の商談の活動報告を実施
・対応商材:ソフトウェアからハードウェア、SaaSまでIT製品が中心
・担当領域:インサイドセールスを主要領域として対応
・公式サイト:リーグル株式会社
IT以外の商材を主軸に据える企業には実績を確かめる手間が残りますが、報告の細かさを重視する企業には適しています。
株式会社グローバルステージ
商談の場に立つ人が変わると、無形商材の説明の差はそのまま成約率に表れます。
グローバルステージは戦略の立案から仮説の検証、フィールドセールスまでを担う会社です。
なお、同じ社名の別法人が2024年に破産しています。
ここで紹介するのは東京都品川区東五反田2-10-1に所在する2003年6月設立の法人です。
・対応範囲:戦略の立案、仮説の検証、商談の実行
・担当領域:フィールドセールス(商談から受注までの対面領域)
・所在地と設立:東京都品川区東五反田2-10-1、2003年6月設立
・公式サイト:株式会社グローバルステージ
架電の量を確保したい企業には範囲が合わないものの、商談の質を上げたい企業には検討に値します。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
株式会社カタセル
決裁者が多い商材では、担当者に何度電話をかけても検討の輪に入れません。
カタセルはキーマンを特定し、セールスレターを作成したうえでアプローチを実行します。
支援中は定例会議を設け、あたる先や文面の見直しを重ねる進め方です。
・担当領域:キーマンの特定、セールスレターの作成、アプローチの実行まで
・対応商材:IT、Web、マーケティング業界のソリューション型・無形商材が中心
・報告:定例会議を開催
・公式サイト:株式会社カタセル
短期間で件数を積みたい企業には速度が合いませんが、決裁者に届く経路を作りたい企業には効果的です。
株式会社コムレイズ・インキュベート
立ち上げたばかりの事業では、売れる形が固まる前に人を採用する判断は重くなります。
コムレイズ・インキュベートは新規事業の立ち上げから拡大まで、段階ごとに営業とマーケティングを支援します。
戦略の立案から事業の検証までを結ぶ営業代行と、MAツールを使ったインサイドセールス代行が柱です。
・対応範囲:戦略立案から事業検証までの営業代行、インサイドセールス代行、営業コンサルティング
・担当領域:顧客の獲得から契約後の伴走まで
・所在地:東京都目黒区中央町2-34-18
・公式サイト:株式会社コムレイズ・インキュベート
売り方が固まった商材で量を増やしたい企業には過剰となる一方、何が売れるかの検証から進めたい企業には適しています。
株式会社soraプロジェクト
問い合わせは取れているのに、育てきれずに放置される見込み客も多くあります。
soraプロジェクトはインサイドセールスを担い、リードの獲得から育成までを代行します。
社名のsoraは小文字が正式な表記です。
・担当領域:インサイドセールス(リード獲得から育成まで)
・対応範囲:見込み客への継続的な接触と商談化
・確認したい点:料金や契約期間は個別の提案となる
・公式サイト:株式会社soraプロジェクト
商談以降まで任せたい企業には範囲が足りませんが、見込み客の育成を厚くしたい企業には有効です。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
株式会社ネオキャリア
試験導入を挟みたくても、最低契約期間が長く踏み切れない場合があります。
ネオキャリアの営業代行「ネオシェア」には、本稼働3か月からのトライアルプランが用意されています。
インテントデータを使った支援と全国のコールセンター体制を持ち、最短15営業日で稼働を始められる体制です。
・トライアル:初期費用10万円から、月額30万円からのトライアルプランを用意
・契約条件:トライアルは本稼働3か月から、スタンダードプランは本稼働6か月から
・担当領域:営業戦略の立案、リスト作成、新規アポイント獲得、商談・クロージング対応
・公式サイト:ネオシェア
営業代行の専業ではないため一点特化を求める企業には確認が要るものの、小さく試したい企業には推奨されます。
インプレックス アンド カンパニー株式会社
売り方の設計と実際の架電を別々の会社に頼むと、間の引き継ぎで内容が薄くなります。
インプレックス アンド カンパニーは営業コンサルティングと営業アウトソーシングを一社で担います。
人材リソースやチャネルセールス、営業研修まで扱い、営業組織そのものの立て直しまでを対象にした支援内容です。
・対応範囲:営業コンサルティング、営業アウトソーシング、人材リソース、チャネルセールス、営業研修
・対応業種:飲食、HR、グローバル、新規事業、SMBに対応し、金融業界向けの専用サービスもあり
・所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー
・公式サイト:インプレックス アンド カンパニー株式会社
架電の実務だけを安く外に出したい企業には合いませんが、組織の作り直しから進めたい企業には検討に値します。
株式会社レイゼクス
社員が20名に満たない会社や個人事業主は、営業に人を割く余力そのものがありません。
レイゼクスはクリエイティブ・IT業界の中小企業と個人事業主に絞って営業支援を行っています。
顧客の多くが小規模な事業者のため、体制の小ささを前提にした提案を受けられる点が特徴です。
・対応商材:クリエイティブ・IT業界のサービス
・対象企業:従業員20名以下の中小企業と個人事業主が中心
・事業内容:ダイレクトマーケティングと総合営業支援
・公式サイト:株式会社レイゼクス
大規模な組織で全国に展開したい企業には規模が合わない一方、少人数で新規開拓に踏み出す企業には適しています。
SALES ROBOTICS株式会社
商談を作る工程だけが止まっている場合、受注までの代行を頼むと費用が過剰になります。
SALES ROBOTICSは自社の支援をインサイドセールス支援と位置づけ、商談の創出を中心に担います。
保有する法人データベースは400万件です。
体制は最短3週間で組み立てられます。
・担当領域:インサイドセールス支援(新規開拓、リード創出、商談獲得)
・データと体制:400万件の法人データベース、最短3週間で体制構築
・実績:2014年のサービス開始以降、1,000社以上の運用支援と2,000以上の商材に対応
・公式サイト:SALES BASE
クロージングまでのフル代行を求める企業には範囲が異なりますが、商談創出を強めたい企業には合致します。
株式会社エッジコネクション
営業だけを直しても、採用や資金の制約が残ったままでは成果が続きません。
エッジコネクションは営業・マーケティング、人事、財務の3領域を横断して支援する経営支援会社です。
公式サイトでは、月間商談数150%アップや戦力化までの期間が半年から3か月に短縮した成果が示されています。
・事業内容:営業・マーケティング、人事、財務を横断する伴走型の経営支援
・担当領域:アポイント獲得、インサイドセールス
・実績:月間商談数150%アップ、投資対効果120%アップ、営業スタッフの離職率20%ダウン
・公式サイト:株式会社エッジコネクション
営業の実務だけを切り出したい企業には範囲が広すぎる一方、組織の課題ごと相談したい企業には有効です。
ブリッジインターナショナル株式会社
部署ごとに数字の定義が違う大きな組織では、代行を入れても評価がそろいません。
ブリッジインターナショナルはマーケティングから営業、カスタマーサクセスまでを通して支援します。
仕組みの設計、外部委託、ツール導入、研修までを組み合わせられる点が特徴です。
・対応範囲:プロセス設計のコンサルティング、アウトソーシング、ツール導入支援、研修
・担当領域:インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、マーケティング、RevOps
・導入事例:NTTネクシア、横河レンタ・リース、旭化成などの支援実績
・公式サイト:ブリッジインターナショナル株式会社
単発の架電だけを頼みたい企業には合いませんが、営業の仕組みごと整えたい企業には推奨されます。
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
拠点や商材が多い企業では、代行会社の人員規模そのものが制約になります。
パーソルビジネスプロセスデザインは大手グループのBPO事業者として、総合的な営業支援を提供しています。
支援の対象はインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの3領域です。
・担当領域:インサイドセールス支援、フィールドセールス支援、カスタマーサクセス支援
・事業内容:複数領域にわたるコンサルティングとアウトソーシング
・特徴:大手BPO由来の体制で、規模の大きい案件に対応
・公式サイト:パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
無形商材に特化した会社ではないため専門性で選ぶ企業には確認が要る一方、規模を求める企業には検討に値します。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
株式会社シャコウ
見込み客が集まらない段階で架電だけを増やしても、当てる相手がいません。
シャコウはBtoBマーケティングの戦略設計とコンテンツ制作から、インサイドセールス代行までを担います。
集客の設計と商談化の実行を同じ会社に任せられるため、間の受け渡しの手間が少ない体制です。
・対応範囲:BtoBマーケティング戦略設計、コンテンツ制作、デジタル施策、PMO・コンサル支援
・担当領域:インサイドセールス代行によるアポイント獲得・設立:2022年2月設立の比較的新しい会社
・公式サイト:株式会社シャコウ
長期の支援実績で選びたい企業には確認が要りますが、集客から商談化までをまとめたい企業には適しています。
無形商材とは・有形商材と分ける3つの違い
無形商材とは、形のない価値を提供する商品やサービスを指します。
有形商材との差は、確かめ方・価値が決まる時点・説明の担い手の3点です。
この違いが、そのまま売りにくさの原因になります。
手に取って確かめられない
無形商材の商談では、買い手が現物を確認できません。
コンサルティングや人材紹介、SaaS(インターネット経由で使うソフト)などが代表例です。
判断材料は説明と資料だけです。
実物を見せられないぶん、同じ商材でも伝え方ひとつで買い手の受け止め方は大きく変わってしまいます。
たとえば、次のような場面で不都合が表面化します。
・試用で効果を体感してもらえないため、説明だけで納得を得る必要があります
・在庫や現物がなく、写真や実演で理解を補えません
・説明する人によって伝わり方が変わり、相手が受け取る印象も安定しません
確かめられない分、買い手は営業担当者の言葉を信用の材料にします。
しかも無形商材は、契約した時点ではまだ価値が確定しません。
導入後に価値が確定する
無形商材の価値は、いつ確定するのでしょうか。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
答えは、買い手が使い始めたあとに集約されます。
契約時に確定するのは価格と条件だけです。
評価のタイミングが売り手と買い手でずれる、という構造があります。
たとえば人材紹介では入社した人が定着して初めて価値が測られ、SaaSでは使われた期間そのものが価値の実態です。
買い手は、まだ手にしていない結果に対して支払いを決めます。
この後ろ倒しが買い手の検討を慎重にし、決裁までの期間を押し上げます。
相手が決めきれないのは、導入前の説明だけで判断を迫られるからです。
価値が後から決まる商材ほど、営業には決断の材料をそろえる役割が生まれます。
その材料づくりを難しくするのが、説明する人ごとのばらつきです。
担当者ごとに説明が変わる
無形商材の説明は、担当者の理解度と経験に左右されます。
同じ資料を使っても伝わる内容には差が出るため、新しく入った担当者が独り立ちするまで時間がかかります。
説明のばらつきが行き着く先は、成約率の差です。
現場でよく起きるのは、次のようなずれです。
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課題 |
対処法の例 |
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担当者ごとに強調する点が違う |
商材の価値を1文に定め、説明する順番まで決める |
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質問への回答が人によって変わる |
よくある質問と回答を1つの資料にまとめる |
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新任者が独り立ちするまで長い |
商談の録音を教材にし、良い商談を型として共有する |
説明の型を1つに決めると、担当者が代わっても商談の中身は保てます。
この型づくりを社外の力で早める選択肢が、営業代行と営業コンサルです。
無形商材の営業代行と営業コンサルの3つの違い
違い①:実行するか助言するか
営業代行は現場で手を動かし、営業コンサルは進め方を設計します。
架電も商談も代行が担うのに対しコンサルは自社の担当者を動かすため、受け取る成果物も別のものになります。
社内に残るものは別物です。
判断に迷ったら、次の3点を確認します。
・架電や訪問を実際に行うのは誰か
・商談の場に出て提案するのは誰か
・納品されるのは活動の成果か、改善の設計図か
実行を任せれば売上は早く動き、助言を受ければ社内に方法が残ります。
両方を組み合わせるなら、成果をどこで数えるかの取り決めが先です。
違い②:成果をどこで数えるか
成果は、どこで数えれば正しく比べられるのでしょうか。
営業代行は活動と商談の量を数え、営業コンサルは仕組みの定着を見るため、返ってくる数字の種類が違います。
数え方をそろえないまま契約した組織では、期末の評価で意見が割れがちです。
違いは項目ごとに並べると見えます。
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項目 |
営業代行の数え方 |
営業コンサルの数え方 |
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主な指標 |
商談数と受注数 |
手順書の整備と研修の完了度 |
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見る期間 |
契約中の月ごと |
半年から1年の変化 |
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失敗の兆候 |
商談が積み上がらない |
現場で新しい手順が使われない |
指標が違えば、同じ結果でも成功と失敗の判定が分かれます。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
その判定を左右するもう1つの要素が、費用の発生する仕組みです。
違い③:費用の発生する仕組み
費用が発生する起点は、稼働・成果・期間の3つに分かれます。
営業代行は稼働と成果、営業コンサルは期間を起点にする契約が中心で、支払いが増えるタイミングも変わります。
毎月の請求額が読めるかどうかは、予算を組むうえでの前提条件です。
支払いの動き方で確認します。
・稼働に対して払う型は、月ごとの金額が一定で予算を立てやすい
・成果に対して払う型は、結果が出ない月の支出を抑えられる
・期間に対して払う型は、支援の終わりが決まっており延長の判断が要る
起点を先に決めておけば、費用の増減に振り回されずに済みます。
起点の選び方は、依頼先を選ぶ基準そのものにも関わります。
無形商材の営業代行会社の選び方5つの基準
自社商材の取り扱い実績
確認すべきは業界の実績ではなく、同じ売りにくさを扱った経験です。
同じ業界でも単価と検討期間が違えば、商談の進め方は同じになりません。
実績社数の多さは自社との相性を保証せず、提案書に並ぶ導入企業のロゴだけで判断すると着手後に差が出ます。
相性を測る材料は、質問の中身です。
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確認項目 |
聞き方の例 |
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売りにくさの経験 |
効果を数字で示しにくい商材の案件を教えてください |
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立ち上がりの速さ |
商材の理解に何日かけ、初回架電まで何日要しましたか |
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失注の扱い |
断られた理由をどのように記録し、共有していますか |
答え方の具体度に、その会社の商材理解への向き合い方が表れます。細かい質問で相手の企業との相性を十分に判断することが重要となります。
相性を確かめたら、次に見るのは任せられる工程の広さです。
担当してもらえる工程の幅
営業の工程は、見込み客への接触・商談・契約後の支援に分かれます。
どこまで任せるかで社内に必要な人数は変わりますが、工程を細かく分けるほど引き継ぎの手間も増えます。
担当範囲の線引きは、契約書を交わす前の確認事項です。
工程は次の3つで区切られます。
・インサイドセールスは、電話やメールで見込み客と接点を作る工程
・フィールドセールスは、商談に出て提案し契約まで進める工程
・カスタマーサクセスは、契約後の活用を支えて解約を防ぐ工程
任せる工程が広いほど費用は上がり、狭いほど社内の負担が残ります。
範囲が決まった次に詰めるのは、成果をどの数字で確かめるかです。
成果の数え方が合うか
自社と代行会社で、成果の数え方はそろっているのでしょうか。
ずれが生まれやすいのは、アポイントの定義と受注の帰属です。
同じ商談数でも質の基準が違えば評価は真逆になり、契約後の数か月で不満が出る原因の多くはこのずれです。
ずれには先手の打ち方があります。
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起きがちなずれ |
すり合わせ方 |
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アポイントの質が定まっていない |
決裁者の同席と次回日程の確定を条件に加える |
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受注をどちらの成果とするか曖昧 |
商談を引き継ぐ時点で担当と責任を書面に残す |
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評価する期間が短すぎる |
検討期間の長さに合わせ、判定の時期を後ろに置く |
定義を数値と条件で書き残せば、月次の報告は議論の場になります。
その報告をどの頻度で受け取るかも、選定時の判断材料です。
報告の頻度と内容の細かさ
報告は、打ち手を変えられる間隔で受け取るのが基本です。
月次では修正の機会が月1度です。
週次であれば、断られ方の傾向を見て翌週の話し方を変えられます。
頻度を上げるほど代行側の手間も増えるため、報告の内容は絞ります。
件数の一覧だけでは次の打ち手を決められず、必要なのは断られた理由と相手が反応した言葉の記録です。
この2つがそろえば、話し方と資料のどこを直すか決められます。
報告の設計は、代行期間が終わったあとに社内へ残る財産の量を決めます。
頻度と項目は契約時に決めるほうが、途中からの依頼よりも通しやすい条件です。
報告の設計と並び、試験導入をどう扱うかでも判断が分かれます。
試験導入ができるかどうか
無形商材は立ち上がりが遅く、短い試験導入では実力を測れません。
商材の理解と初期の架電だけで期間が終わる場合もありますが、それでも相性を確かめる価値はあります。
見るべきは成果の数字よりも、報告の質と反応の速さです。
実施前に押さえておきたい懸念は3つあります。
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懸念点 |
対策の例 |
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期間が短く成果が出ない |
商材の理解に要した日数を除いた実働期間で判断する |
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担当者が本契約後に代わる |
試験導入と同じ担当者を継続する条件を明記する |
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費用が本契約より割高になる |
本契約時の単価をあらかじめ提示してもらう |
試験導入は成果の予行ではなく、組み方と相性を測る場です。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
相性の判断を早めるには、自社の売りにくさの型を先に知る必要があります。
無形商材が売りにくくなる3つの型
効果が数字で見せられない
なぜ、効果は数字で見せられないのでしょうか。
原因は、効果が出る時期の遅さと、関わる変数の多さです。
売上が伸びてもその要因を商材だけに切り分けられないため、営業は言葉での説明に頼ることになります。
見せられない理由は、次の3点に分かれます。
・効果の発現が遅く、契約から数か月は変化が見えない
・売上や採用の結果には、景気や社内体制などの要因も混ざる
・自社の取り組みと商材の効果を、分けて測る方法がない
この型の商材では、試験導入と定着支援を持つ会社が候補になります。
一方、言葉でも違いを説明しにくい商材が、次の型です。
競合との違いが説明しづらい
機能や価格を並べても、無形商材では差がほとんど出ません。
比較表を渡すほど買い手は価格の安い順に並べ替え、差が出るのは導入後の支援体制と担当者の対応速度です。
同じような提案が並ぶ市場では、断られた理由のほうが情報になります。
打ち手とセットで見ると解けます。
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課題 |
対処法の例 |
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機能の比較で差が出ない |
導入後の支援範囲と対応時間を条件として提示する |
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価格の安さで負ける |
解約率や平均の継続期間を、価格と並べて示す |
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説明が抽象的になる |
既存顧客が実際に使っている場面を、手順で描写する |
違いを語る材料は、商材の中ではなく運用の側にあります。
材料がそろっても、決める人が増えるほど話は前に進みません。
決裁者が多く合意が長い
無形商材の導入判断には、現場・情報システム・経営が関わります。
関与する部門が増えるほど見られる観点も増え、合意までの長さを決めるのは訪問回数ではなく部門の数です。
担当者が納得しても、稟議で止まる商談は珍しくありません。
部門ごとに、確かめたい点はまったく違います。
・現場は、日々の業務がどれだけ楽になるかを見る
・情報システムは、既存の仕組みとの接続と安全性を見る
・経営は、投じた費用が何年で回収できるかを見る
部門ごとの関心に合う資料を用意すると、稟議の差し戻しが減ります。
関わる人の数も進め方も、扱う商材のタイプ次第です。
無形商材の商材タイプ別に見る3つの使い分け
SaaSは定着支援まで含める
SaaSの営業は、受注ではなく使われ続けることがゴールです。
解約されれば、獲得にかけた費用は回収できません。
そのため契約後の活用支援まで含めて任せ先を選ばないと、解約を防ぐ工程が体制から丸ごと抜け落ちます。
任せ方の勘所は工程ごとに異なります。
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工程 |
任せ方の例 |
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見込み客への接触 |
業種と利用人数で絞ったリストを作り、架電と資料送付を任せる |
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商談と提案 |
自社の担当者が同席し、機能説明は代行、価格交渉は自社が担う |
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契約後の定着支援 |
カスタマーサクセスの経験者に、利用状況の確認まで任せる |
解約率まで見て契約すると、代行会社の関心は受注の先へ向きます。
受注のたびに関係が完結する商材では、進め方そのものが変わります。
人材と広告は案件ごとに動く
人材紹介や広告は、案件が発生した瞬間から動き出します。
継続契約のSaaSと違い、売上は案件の数と単価で決まります。
対応が1日遅れれば他社に決まる場合もあり、求められるのは提案の完成度よりまず折り返す速さです。
案件型の商材には、共通する動き方があります。
・案件の発生が起点となり、こちらの都合では時期を選べない
・初動の速さが受注を左右し、当日中の連絡が前提になる
・供給側の在庫が読めず、提案できる件数が月ごとに揺れる
即応できる体制かどうかは、返答までの時間を質問すると見えます。
決裁者から先に入る商材では、速さより順番が結果を分ける要素です。
コンサルは決裁者を先に押さえる
コンサルティングの提案は、経営層から入るほど決まりやすくなります。
費用の出どころが現場の枠にないためです。
コンサルティング費用は、部門の予算ではなく全社の枠から出る場合が多くあります。
現場が必要性を認めても、金額の規模が部門の裁量を超える案件がほとんどです。
積み上げ型で稟議を上げると途中で金額が削られ、狭まった支援範囲では成果も中途半端に終わります。
経営層が抱える課題を先に聞き、その言葉で提案を組み立てます。
現場への説明が早く進むのは、方針が決まったあとです。
決裁者との接点を作る工程だけを代行に任せる方法もあります。
入り口を決裁者に置いた案件ほど、提案から契約までの期間は短めです。
入り口が決まったら、次に気になるのは費用の水準です。
無形商材の営業代行の費用相場3パターン
月額固定型の費用の目安
月額固定型では、何に対して費用を払うのでしょうか。
答えは、成果ではなく稼働そのものです。
担当者の人数と稼働時間を決め、その分の費用を毎月支払います。
毎月の金額が一定なぶん予算は組みやすいものの、成果が出なかった月にも同額の支払いが生じます。
稼働に値段が付く型です。
自社で1人採用する場合の人件費と並べて考えると、判断はしやすくなります。
費用の目安は、契約の形ごとに分かれます。
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契約の形 |
費用の目安 |
向くケース |
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専任1名を置く |
担当者1人あたり月50万円前後が一般的な目安 |
商材の理解を深く求めたい |
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稼働を週の一部に絞る |
専任1名の半分ほどに収まる場合が多い |
まず架電の量だけ増やしたい |
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チームで担当する |
専任1名の数倍に上がる |
新しい市場を一気に開きたい |
固定型は費用を先に確定させる代わりに、成果の変動を自社が引き受ける契約です。
反対に、変動そのものを相手と分け合う形もあります。
成果報酬型の費用の目安
成果報酬型は、決められた成果が出た件数だけ費用が発生します。
商談1件やアポイント1件を単位に、単価をあらかじめ決めます。
動いた分ではなく結果に払う仕組みは、一見すると安全な選択です。
成果が出なければ支払いは発生しない一方、単価は固定型より高く設定されるため総額は読みにくくなります。
安さの印象は入り口だけです。
契約前に詰めておきたい点は3つあります。
・1件あたりの単価は、固定型を月換算した場合より高くなりやすい
・何をもって成果とするかの線引きが、会社ごとに違う
・成果が想定を超えた月は、支払いが予算を上回る
成果報酬型で膨らむのは支出ではなく、成果の定義をめぐるやり取りです。
定義のずれを避けるには、固定と成果を混ぜる方法もあります。
固定と成果を混ぜた型の目安
複合型は、月額の固定費に成果報酬を上乗せする契約です。
固定部分で稼働を確保し、成果部分で意欲を引き出します。
両方の弱点を薄める代わりに、条件は複雑になります。
固定と成果の比率をどこに置くかで代行会社の動き方は変わるため、配分は契約前に決めるべき論点です。
比率は交渉できます。
配分の置き方で、狙いも注意点も変わります。
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配分の例 |
狙い |
注意点 |
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固定を厚くする |
商材の理解に時間をかけてもらう |
成果への意欲が弱まりやすい |
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成果を厚くする |
短期で商談数を積み上げる |
決まりやすい相手に偏る |
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半分ずつにする |
量と質の両方を追う |
判定の基準づくりに手間がかかる |
複合型の設計は、代行会社がどこに力を入れるかを決める作業です。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
どの体系を選ぶかも、目的から逆算して決めます。
料金体系3種類の使い分け
数を確保したいときの選び方
商談の数を優先するなら、稼働量を買う固定型が向いています。
成果報酬型は単価が高く、量を積むほど総額が伸びます。
数を追う判断に付きまとうのは、質の低下という前提です。
量を確保する目的なら、1件あたりの単価よりも、月あたりの総額と投入する稼働人数を先に決めておきます。
順番を逆にすると失敗します。
・単価の交渉より、月あたりの稼働人数と時間を先に固める
・断られた件数も報告に含め、量の内訳が見える形にする
・質の基準は最低限だけ決め、量を止めない範囲に置く
量を買う契約では、成果の良し悪しより稼働の透明性が判断材料です。
反対に質を優先する場合は、決める順番が入れ替わります。
質を重視したいときの選び方
質を優先するなら、成果の定義を決めてから料金体系を選びます。
定義があいまいなままでは、固定型でも成果報酬型でも失敗します。
体系を先に選ぶと、あとから条件を足す交渉が増えがちです。
成果1件と認める条件を書き出してから比べれば、固定型と成果報酬型のどちらが向くかも見えてきます。
定義がそのまま評価軸です。
よくある課題には、それぞれ対処法があります。
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課題 |
対処法の例 |
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質の基準が人によって違う |
成果として認める条件を数えられる形にする |
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質を測る場が商談だけ |
商談後の宿題の有無まで報告項目に加える |
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基準が契約書に残っていない |
判定の条件と例外を書面に落とし込む |
質を求める契約ほど、条件を言葉で固める手間が先に来ます。
この手間を短期間で確かめる場が、試験導入です。
試験導入のときの選び方
試験導入では、成果報酬型より固定型のほうが実態を確かめられます。
短い期間では成果が出にくく、成果報酬型は動きが鈍りがちです。
短期で結果だけを求める設計は、双方にとって不利な条件です。
商材の理解に数週間かかる無形商材では、試験導入の前半は学習に充てられ、判定の材料は後半に集まります。
期間の設計が結果を左右します。
・固定型で稼働時間を確保し、報告の質を見る
・実働の日数を数え、学習期間を除いて評価する
・本契約に移る場合の単価を、先に提示してもらう
試験導入で見るのは成果の大小ではなく、報告と反応の速さです。
試験導入で見る指標をしっかり固めておけば、有益な取り組みの型も具体的に作ることが出来ます。
見る対象が決まれば、次に決めるのは任せる業務の範囲です。
営業代行に任せられる3つの業務範囲
見込み客の掘り起こし
最初に任せやすいのは、見込み客を見つけるインサイドセールスの工程です。
電話やメール、問い合わせ対応で接点を作り、商談の手前まで進めます。
誰に当てるかの精度が、商談数を決める変数です。
名簿の件数をいくら増やしても、必要としない相手に当て続ければ、架電の回数だけが積み上がります。
量より精度です。
手段ごとに、狙える相手は変わります。
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手段 |
具体例 |
狙い |
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電話での接触 |
過去に問い合わせた企業へかけ直す |
検討が止まった相手を掘り起こす |
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メールでの接触 |
業種別に事例を分けて送る |
関心の高い相手を選び出す |
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問い合わせ対応 |
資料請求に当日中に返信する |
熱量が高いうちに商談へ運ぶ |
掘り起こしの成否を決めるのは、名簿の量ではなく当て先の選び方です。
選んだ相手と実際に向き合うのは、次の商談の場になります。
商談の実施とクロージング
商談そのものを外部に任せるかどうかは、判断が分かれます。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
無形商材では、説明の質が商品の価値をそのまま左右します。
自社の言葉を持たない相手に説明を委ねる不安は当然です。
代行会社の担当者は、商材の背景や開発の経緯までは知りません。
用意した想定問答から質問が外れた瞬間に答えが止まり、その一度の沈黙で信用を失う場面も出てきます。
現実的な線引きは、初回の顔合わせまでを任せる形です。
提案は自社が担います。
商材を作った側にしか語れない話が、契約の決め手になります。
商談を任せられるかどうかの分岐点は、説明の再現性です。
再現性を高める工夫は、契約後の支援にも同じく効きます。
契約後の定着と活用支援
契約後の活用支援は、解約を防ぐための工程です。
使われないまま更新月を迎えた顧客は、静かに離れます。
受注の瞬間より、その後の数か月が売上の分かれ目です。
新しい顧客を1件取るより、既存の顧客に使い続けてもらうほうが、かかる費用は小さく収まります。
解約の兆しは数字に出ます。
項目ごとに、得られるものは異なります。
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項目 |
メリット |
ベネフィット |
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利用状況の確認 |
使われていない機能が見える |
解約の兆しを早く見つけられる |
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定期の面談 |
現場の不満を直接聞ける |
追加提案の材料が手に入る |
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活用事例の共有 |
他社の使い方を伝えられる |
利用の幅が広がり定着が進む |
定着支援まで含めた契約は、代行会社の視線を受注の先へ動かします。
視線をそろえるには、渡す資料の中身から見直す必要があります。
依頼前にそろえる3つの資料
商材の説明資料と価格表
代行会社に最初に渡すのは、商材の説明資料と価格表です。
社内向けの資料をそのまま渡すと、理解に余計な時間がかかります。
前提を共有していない相手にとって、省略された部分は空白です。
社内では当たり前の略語や部署名が資料に残っていると、読む側は意味を推測しながら読み進めることになります。
渡す前に注釈を足します。
・想定顧客を業種と規模で示し、外れる相手も書き添える
・提供価値を1文にまとめ、営業が言い換えずに使える形にする
・価格の根拠と値引きの上限を、例外の扱いまで記載する
渡す資料の精度が、代行会社が最初の商談に立つまでの日数を決めます。
日数を縮めるもう1つの材料が、過去の受注顧客の記録です。
過去の受注顧客の一覧
一度受注した顧客の共通点は、次の当て先を絞る手がかりです。
業種と規模、決め手になった理由をそろえて渡します。
受注した理由は、社内でも言葉になっていないことがほとんどです。
断られた案件の理由まで併せて渡すと、当て先を絞る精度が上がり、見込みの薄い架電の回数も減らせます。
失注の記録も資産です。
項目ごとに、そろえ方の目安を示します。
|
項目 |
そろえ方の例 |
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受注した企業の属性 |
業種と従業員規模、決裁した部署まで記す |
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決め手になった理由 |
商談で相手が反応した言葉をそのまま残す |
|
断られた理由 |
価格・時期・社内事情のどれかに分類する |
顧客の記録を外部に渡す場合、委託元には委託先を監督する義務があります。
(参考:個人情報保護委員会)
記録の量が精度を上げる一方、渡す範囲の線引きは契約書の仕事です。
線引きと同じくらい効くのが、断り文句を集めた資料です。
よくある質問と断り文句
最も効く資料は、断り文句とその返し方をまとめた一覧です。
成功事例より、断られた場面の記録のほうが早く役に立ちます。
断られた記憶は、共有されないまま個人の中で消えるのが常です。
断り文句は数十通りに見えても、価格・時期・社内事情のどれかに整理でき、返し方も型にまとまります。
型があれば新任者もすぐ話せます。
・断り文句を3つに分類し、分類ごとの担当を決める
・それぞれに返し方を1つ決め、言い回しまで書く
・返しても進まなかった場合の引き際も添える
断り文句の一覧は、代行会社が最初の1か月で最も参照する資料です。
資料がそろったら、次は成果の数え方を決めます。
成果の定義を決める3つの視点
商談の質をどう測るか
商談の質は、どのように測ればよいのでしょうか。
答えは、条件を決めて数える方法です。
質という言葉のままでは、代行会社と評価がそろいません。
良い商談だったという感想は、人によって基準が違います。
決裁者が同席したか、課題が言葉になったか、次回の日程が決まったかの3点なら、誰が見ても同じ判定です。
感想を条件に置き換えます。
測り方は項目ごとに決めます。
|
項目 |
測り方の例 |
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決裁者の同席 |
決める権限を持つ人が同席したかを記録する |
|
課題の言語化 |
相手が自分の言葉で困りごとを話したかを見る |
|
次回の日程 |
その場で次回の打ち合わせ日が決まったかを残す |
質の条件は口頭の合意ではなく、契約書に書き残す対象です。
条件が決まると、次はどこまでを成果に含めるかが論点になります。
受注までを含めるかどうか
受注件数を成果に含めるかどうかは、慎重に決めます。
商談までを成果とする契約のほうが、無形商材では現実的です。
受注まで任せられるなら、そのほうが楽に見えます。
受注の可否を左右するのは、自社の提案内容と価格です。
代行会社が質の高い商談を作っても、自社の提案が相手の期待に届かなければ受注は決まりません。
受注まで成果に含めると、責任の所在はあいまいです。
成果を受注に置くなら、単価は高く設定されます。
分けられる責任だけを相手に預けます。
成果の線引きは、責任を持てる範囲で引くのが原則です。
範囲が決まったら、次は評価する期間の長さを考えます。
期間をどこまで見るか
評価の期間は、商材の検討期間に合わせて決めます。
3か月で判断できる商材もあれば、半年かかる商材もあります。
短期で切り上げる判断は、もっとも損が大きい選択です。
検討期間が半年の商材を3か月で評価すると、動き出した案件が実る前に契約そのものを終えることになります。
見えるのは、動き出す前の状態だけです。
期間の設定には、いくつかの懸念が伴います。
|
懸念点 |
対策の例 |
|
成果が出る前に契約が切れる |
検討期間の1.5倍を評価期間に置く |
|
途中経過が見えない |
月ごとに商談の中身を報告してもらう |
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期間を延ばすと費用が膨らむ |
稼働を絞った延長プランを先に決めておく |
期間の設定は費用の問題に見えて、実際は判定の精度の問題です。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
精度を保つ条件は、契約を結ぶ前に書き出しておきます。
契約前に確認する3つの条件
最低契約期間の長さと更新
契約前に必ず見るのは、最低契約期間と更新の条件です。
無形商材では、立ち上げだけで1か月から2か月かかります。
短い契約ほど安全に見えて、実は損の出やすい条件です。
立ち上がりに2か月かかる商材で3か月契約を結ぶと、成果を見られる期間は1か月しか残りません。
判断の材料は、立ち上がり後に残る月数です。
・最低契約期間は、立ち上がり期間の2倍以上を目安に置く
・自動更新の有無と、更新前の通知が届く時期を確かめる
・解約を伝える期限と、その方法を書面で残す
契約期間の条件は、成果が出るまでの時間を守る仕組みです。
時間と同じくらい成果を左右するのが、担当者の顔ぶれです。
担当者の交代と増員の可否
担当者が交代する場合の条件も、契約前に確かめます。
無形商材の成果を決めるのは、担当者の理解度です。
交代のたびに、商材の説明を一からやり直す必要が生じます。
数か月かけて商材を覚えた担当者が抜けると、後任が同じ水準に届くまで再び同じだけの時間がかかります。
交代の代償は時間です。
交代には、いくつかの備え方があります。
|
懸念点 |
対策の例 |
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担当者が予告なく代わる |
交代の事前通知と引き継ぎ期間を契約に入れる |
|
引き継ぎが口頭で終わる |
商談記録と断り文句の一覧を残す形式にする |
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増員を断られる |
増員できる人数と条件を契約時に確認する |
交代そのものは避けられないため、備えの有無だけが差になります。
引き継ぎで動かす情報の一部は、顧客の個人情報です。
顧客情報の持ち出し範囲
顧客の情報をどこまで渡すかは、契約書で決めておきます。
個人情報の保護に関する法律では、個人データの取扱いを委託する場合に委託元の監督義務を定めています。
(参考:個人情報保護委員会)
情報を渡した時点から、管理の責任は自社にも残ります。
範囲は狭く決めます。
・渡す項目を必要な範囲に絞り、氏名や連絡先の扱いを個別に決める
・保管する場所と閲覧できる担当者を、契約書で限定する
・契約が終わったあとの返却と削除の期限を決めておく
持ち出し範囲を決める作業は、事故が起きたあとでは間に合いません。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
条件を整えたうえでも、代行が失敗する場面はあります。
無形商材の営業代行が失敗する3つの原因
商材の理解が浅いまま始める
失敗の多くは、商材の理解が浅いまま架電を始めた結果です。
理解の不足は、代行会社だけの問題ではありません。
発注した側が、教える時間を用意していない場合も多くあります。
商材の説明を1時間受けただけで現場に立った担当者は、想定を外れた質問に答えられないままです。
研修の不足は発注側の責任でもあります。
立ち上がりの課題には、対処の型が用意できます。
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課題 |
対処法の例 |
|
商材の説明が1度で終わる |
初月は週1回の勉強会を契約に含める |
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質問の受け皿がない |
自社側の窓口担当を決めて即答できる体制にする |
|
断り文句への準備がない |
想定問答を先に渡し、実際の反応で更新する |
立ち上げの期間を契約に含めるかどうかが、最初の分かれ目です。
準備を整えても、目標の置き方を誤ると成果は歪みます。
アポ数だけを目標にする
アポイントの件数だけを目標に置くと、何が起きるのでしょうか。
起きるのは、数字だけが増えて受注が伴わない状態です。
件数を追う指示は、決まりにくい相手を切り捨てる動きも生みます。
数を求める気持ち自体は、当然の判断です。
件数だけを評価すると、話を聞いてくれるだけの相手にも訪問を重ね、決裁者に会えない商談が積み上がります。
報告書の数字は伸び、受注の数字は動きません。
件数は手段の1つです。
質を測る指標を同時に置くと、動き方は変わります。
件数と質は片方だけを追うと、もう片方が必ず崩れる関係です。
崩れを早く見つける役目を持つのが、月ごとの報告です。
報告を受けるだけで終わる
報告を受け取るだけの運用では、改善は進みません。
数字を読む場と、次の打ち手を決める場は別物です。
忙しい時期ほど、報告書は開かれないまま残ります。
商談が決まらなかった理由が毎月同じまま並んでいても、読むだけの運用では打ち手は変わらないままです。
報告は判断の材料にします。
・報告のあとに30分の打ち合わせを固定し、変更点を1つ決める
・断られた理由の上位3つを、翌月の想定問答に反映する
・自社側の資料や価格の見直しも、改善の対象に入れる
報告を受ける側の行動が変わらないかぎり、数字は同じ場所で止まります。
そもそも代行に向かない商材も、一定の割合で存在します。
営業代行に向かない無形商材の3条件
説明に専門資格が必要
説明そのものに資格が要る商材は、外部への委託に向きません。
金融や保険、士業の分野では、説明できる人が法律で限られています。
資格の壁は、努力や研修では越えられない条件です。
資格が必要な説明を外部の担当者に任せると、法令に触れる恐れが生まれるため、任せられる範囲は自然に狭くなります。
分業が現実的な解です。
懸念ごとに、対策の方向は変わります。
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懸念点 |
対策の例 |
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説明できる範囲に制限がある |
資料送付と日程調整までを外部に任せる |
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有資格者の同席が要る |
商談は自社の担当者が同席する形にする |
|
表現の誤りが問題になる |
使ってよい言い回しを一覧で渡す |
資格が要る商材でも、接点を作る工程までなら外部に任せられます。
線引きが必要になるのは、紹介が中心の商材でも同じです。
既存顧客の紹介が中心
売上の大半が紹介で生まれている場合、代行の効果は限られます。
紹介を生むのは、これまでの取引で積み上げた信用です。
新規の開拓に踏み出せない理由も、そこにあります。
紹介で決まる商談は相手の信用を土台にしているため、面識のない担当者が同じ結果を出すのは簡単ではありません。
信用は移せない資産です。
・紹介の割合が7割を超える場合、外部化の効果は小さい
・紹介を増やす動きは、既存顧客との関係づくりが中心になる
・代行に任せるなら、紹介では届かない業種に絞る
紹介中心の会社が外部に任せるべき相手は、紹介では届かない層です。
届く相手が決まっても、採算が合うかどうかは別に確かめます。
単価が低く件数が要る
単価が低い商材では、代行の費用を回収しにくくなります。
1件あたりの粗利より獲得の費用が高ければ、売るほど損が出ます。
件数で補う発想は、無形商材では通りにくい考え方です。
月に50万円を払って10件を受注しても、1件あたりの粗利が3万円のままでは費用を回収できません。
判断の材料は単純な計算です。
採算の分かれ目は、条件ごとに整理できます。
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項目 |
採算が合う条件 |
合わない条件 |
|
1件あたりの粗利 |
獲得費用の3倍以上ある |
獲得費用と同じ水準 |
|
継続の期間 |
契約が1年以上続く |
単発の取引で終わる |
|
商談の所要時間 |
1件あたり1時間ほど |
何度も訪問が必要 |
単価の低い商材で代行が成り立つのは、契約が長く続く場合です。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
条件を確かめたら、実際に導入する手順へ進みます。
無形商材の営業代行を導入する5ステップ
課題と目標数値を整理する
最初に取りかかるのは、自社の課題と目標を数字にする作業です。
数字がないまま依頼すると、代行会社は動く基準を持てません。
そもそも数えていない会社も多いのが実情です。
現状の商談数も受注率も社内で数えていない場合は、直近3か月の実績を集計するところから始める必要があります。
整理の順番は決まっています。
①今の商談数と受注数を、月ごとに数える
②不足しているのが商談数か受注率かを見極める
③代行に任せて増やしたい数を、月あたりの件数で置く
目標を件数で置くと、代行会社の提案が妥当かどうかを自分で判断できます。
数字が決まったら、次はどの工程を任せるかを分けます。
任せる工程を切り分ける
自社と代行会社の担当範囲は、工程ごとに線を引いて決めます。
境界があいまいなまま始めると、成果が誰の働きによるものか分からなくなります。
線引きは早いほど楽です。
引き継ぎの合図を決めずに始めると、商談の直前で連絡が止まり、見込み客を待たせる時間が生まれます。
代表的な3工程で分けると、担当は次のように整理できます。
|
工程 |
自社 |
代行 |
|
名簿の作成 |
対象にする条件を決める |
条件に沿って企業を集める |
|
初回の接触 |
使う資料と話し方を用意する |
電話とメールで接点を作る |
|
商談と提案 |
提案と見積を担当する |
日程調整と当日の同席を担う |
工程を紙の上で分けておくと、成果が出なかった月の原因も切り分けられます。
範囲が決まったら、同じ条件で複数の会社に見積もりを取ります。
3社に同じ条件で見積もる
見積もりは、必ず同じ条件をそろえて3社に依頼します。
条件がばらばらでは、金額の高い安いを比べる意味がありません。
比較の前提づくりは発注側の仕事です。
1社ごとに前提を変えて見積もると、安く見えた会社が実は稼働の少ない提案だったという事態も起きます。
そろえる項目は決まっています。
①稼働する人数と、1人あたりの月の稼働時間
②成果とみなす条件と、その単価または月額
③契約期間と、途中で解約する場合の条件
同じ条件で並べると、金額の差が稼働量の差なのか単価の差なのかが見えます。
候補が絞れたら、短い期間で実際に動いてもらいます。
試験導入で相性を見る
本契約の前に、1か月から2か月の試験導入を挟みます。
その試験導入の中で確かめておきたいことは受注の件数ではなく、日々のやり取りの精度です。
短い期間に成果は出ません。
質問への返信が遅い会社は本契約に移っても速さが変わらないため、試験期間中の返信までの時間を記録しておきます。
観点は3つで十分です。
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見る観点 |
判断の目安 |
|
報告の速さ |
週ごとの報告が期日どおりに届く |
|
質問への反応 |
商材への質問が現場から上がってくる |
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記録の中身 |
断られた理由が具体的に書かれている |
試験期間の記録は、本契約後の働き方をそのまま映します。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
相性が確かめられたら、任せる範囲を段階的に広げます。
本契約で範囲を広げる
本契約では、任せる範囲を一度に広げず段階を踏みます。
最初から全工程を渡すと、うまくいかない原因が特定できません。
順番の設計が、そのまま結果を分ける条件です。
掘り起こしの工程が安定してから商談を任せると、商談の質が落ちた原因を工程ごとに切り分けられます。
広げる順番は3段階で組みます。
①月ごとの数字が2か月続けて目標に届いた時点で、次の工程へ進む
②自社が担う領域と代行側の担当範囲を、四半期ごとに見直す
③人を増やす場合も、同じ評価の手順を繰り返す
段階を踏むほど立ち上がりは遅く見えますが、修正できる場所は増えます。
範囲が広がったあとに要るのは、数字で状況を読む力です。
レポーティングで見る3つの指標
接触から商談化までの率
商談化率は、どこまで下がったら見直すべきでしょうか。
目安は、前の月から2割以上落ちた時点です。
率そのものは、接触できた件数のうち商談に進んだ件数の割合を指します。
原因は大きく2つです。
当て先の条件を変えていないのに率だけが落ちた月は、話し方と資料の中身を先に見直し、リストは後から確かめます。
|
指標 |
計算の考え方 |
見るポイント |
|
接触数 |
電話やメールで話せた件数 |
名簿の量ではなく話せた数で見る |
|
商談化数 |
商談の日程が決まった件数 |
約束が取れた件数だけを数える |
|
商談化率 |
商談化数を接触数で割る |
月ごとの上下より3か月の傾向を見る |
率の上下だけを追うと、名簿を入れ替えただけの変化を改善と読み違えます。
接触の次に見るのは、商談が受注に変わる割合です。
商談から受注までの率
受注率は、代行会社だけの成績としては読めません。
商談のあとの提案と価格は、自社が担当している部分です。
責任の線を引き直します。
代行会社が作った商談が自社の提案で止まっている場合、原因は商談の質ではなく提案の中身にあります。
・自社の担当者が商談に同席し、相手の反応を直接見る
・受注できなかった理由を、価格・時期・機能に分けて記録する
・代行会社の評価は商談の質の条件で行い、受注率とは分けて見る
受注率が下がったときに代行会社だけを責めると、自社の提案の弱点が残ります。
2つの率がそろったら、最後に費用の側から見ます。
1件あたりにかかった費用
最後に見るのは、受注1件にいくらかかったかです。
月額と成果報酬の合計を、受注件数で割って出します。
見るべきは金額そのものではなく比率です。
1件あたりの費用が粗利を下回っていても、契約が1年以上続く商材であれば、月の積み重ねで回収できる計算になります。
|
項目 |
見方 |
使いどころ |
|
受注1件あたりの費用 |
総額を受注件数で割る |
続けるか止めるかの判断 |
|
商談1件あたりの費用 |
総額を商談件数で割る |
代行会社どうしの比較 |
|
粗利との差 |
1件の粗利から費用を引く |
単価や依頼範囲の見直し |
費用の数字は、契約を続ける根拠にも止める根拠にもなります。
数字で判断できる状態になったら、次は知見を自社に残します。
社内に知見を残す3つの工夫
トーク記録を共有してもらう
代行会社が話した内容の記録は、契約に条件を書いて受け取ります。
条件がなければ、記録は相手の社内に残ったままです。
知見は自然には移りません。
代行の契約が終わった時点で商談の記録も一緒に消えると、次の担当者は同じ断り文句にまた驚くことになります。
・録音の可否と保存の期間を、契約時に書面で決める
・週ごとの報告に、断り文句と切り返しの実例を入れてもらう
・記録の形式をそろえ、自社の営業がそのまま読める状態にする
記録が手元に残る契約なら、代行を止めたあとも社内に型が残ります。
記録を受け取る場そのものを、打ち手を決める場に変えます。
定例会に自社も同席する
月ごとの定例会には、自社の営業責任者が必ず入ります。
報告を聞くだけの会にすると、決めごとが翌月に持ち越されます。
同席の狙いは決定です。
その場で価格の例外を認めるか決められる人がいると、代行会社は次の週から動き方を変えられます。
責任者が入ると、商談で出た要望を商品側に戻す判断も速くなります。
担当者だけの出席では、判断はいつも持ち帰りです。
同席する人の役職が、そのまま改善の速さを決めます。
会の中身を濃くする材料が、断り文句の一覧です。
断り文句の一覧をもらう
代行会社が受けた断り文句は、一覧にして毎月もらいます。
断られた言葉は、自社の説明資料を直す材料になります。
価値があるのは成功事例より断られた記録です。
価格が高いと言われる回数が月ごとに増えている場合は、価格そのものより伝える順番に問題があります。
|
断り文句 |
示す情報の例 |
|
価格が高い |
同じ規模の会社の導入費用と回収までの月数 |
|
今は時期ではない |
導入までにかかる期間と準備の負担 |
|
社内で決められない |
稟議に使える1枚の資料と効果の試算 |
断り文句への返し方がそろうと、自社の営業も同じ場面で止まらなくなります。
ここまでの内容で残りやすい疑問を、最後にまとめて整理します。
無形商材の営業代行に関するよくある質問
営業代行の費用相場はいくらですか?
料金の形によって、月あたりの金額は大きく変わります。
月額固定型では、担当者1人あたり月50万円前後が一般的な目安です。
成果報酬型は1件ごとの単価が高いため、件数が伸びた月は総額が膨らみます。
・月額固定型:稼働に対して払う形で、成果が出ない月も同額
・成果報酬型:商談やアポイント1件ごとに単価を決める形
・複合型:固定費に成果報酬を足し、比率を交渉で決める形
金額だけを比べると、含まれる稼働量の違いを見落とします。
費用の次に多い疑問が、コンサルとの違いです。
営業代行と営業コンサルの違いは?
代行は実際に売る作業を担い、コンサルは売り方の設計を担います。
判断の分かれ目は、社内に営業の担当者がいるかどうかです。
自社に営業の担当者がいて型だけが足りない場合は、コンサルを選ぶほうが投じた費用は長く残ります。
|
観点 |
営業代行 |
営業コンサル |
|
手を動かす人 |
代行会社の担当者 |
自社の営業担当者 |
|
費用の発生 |
稼働や成果に応じて毎月 |
支援の期間に応じて毎月 |
|
契約後に残るもの |
商談と受注の実績 |
社内に残る営業の型 |
人手が足りないなら代行、型がないならコンサルが向いています。 30商材以上支援事例に学ぶ! SaaS/IT/BtoB営業の手引き ▼今すぐBtoB営業の勝ちパターンを見る!
最後に、成果を測る数字の選び方を整理します。
成果はどの数字で見ればよいですか?
見る数字は1つに絞らず、3つを組み合わせます。
商談化率だけを目標にすると、決まりやすい相手にだけ会う動きが強まり、受注の数は伸びません。
・商談化率:接触した件数のうち、商談に進んだ割合
・受注率:商談のうち、契約に至った割合
・受注1件あたりの費用:かかった総額を受注件数で割った金額
3つを並べると、量と質と採算のどこが崩れたかが分かります。
ここまでの判断材料がそろえば、あとは相談する相手を決めるだけです。
無形商材の営業代行でお困りのことがあればスタジアムに無料で聞いてみよう!
形のない商材は、説明できる人が育つまでに時間がかかります。
新人が立ち上がらず、売上が特定の担当者に偏ったまま動かない会社も少なくありません。
SaaSや人材、広告といった無形商材は、比較検討が長く決裁者も複数にわたるのが通例です。
自社だけで新規開拓の人数をそろえるのは、年々難しくなりました。
スタジアムは、IT・Web領域の無形商材を自社でも売り続けてきた営業組織です。
人材派遣型の代行会社と異なり、売り方の設計から商談の実行までを一貫して担えます。
支援の範囲は、見込み客の掘り起こしから商談、契約後の定着支援までです。
商材の理解と成果の定義を最初にそろえ、月ごとの数字を共有しながら進めます。
自社の商材が代行に向くかどうか、その判断材料だけでもお渡し可能です。
現状の商談数と課題を伝えていただければ、任せられる工程の切り分けからご提案します。
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27選・外壁塗装業界に強い営業代行会社一覧7つの判断基準・料金費用相場
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15の特徴・インサイドセールスに向いている人の適性・未経験から成果を出す7つの手順
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インサイドセールスとフィールドセールスの7つの違い・営業体制の構築で活かす15のポイント
インサイドセールス代行の外注費用相場・質を高めるための7つの基準・8視点徹底比較
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インサイドセールスとインバウンド営業13の違い・組織の営業力を最適化する7つの手順
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