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15業界×5つの状況別飛び込み営業トークスクリプト例文集【プロが厳選】

「飛び込み営業、結局“切り出し方やトークスクリプト次第”なのに、誰も教えてくれない」
「アポが全然取れない」「新規開拓で何を話せばいいか分からない」──そんな悩み、ありませんか?
成果を出す営業マンは、実は“テンプレ”を使っていません。状況や業界に応じた緻密なトーク設計が鍵なんです。
本記事では、即現場で使えるトークスクリプトを、業界別・状況別に具体例つきで紹介。さらに、成果を出すスクリプトに共通する3つの条件も徹底解説します。
本記事を読むと分かること
・「15の業界別」飛び込み営業で成果が出たトークスクリプト例文集(IT業界・SaaS業界・コンサル業界)
・よくある5つの状況別!飛び込み営業トークスクリプト例文(受付対応・決裁者不在・他社のを使用中)
・飛び込み営業を成功させるトークスクリプトの3つの条件(第一声・断り文句対策・問いかけ)
現場の営業担当者だけでなく、営業責任者必見の内容です。
「もっと詳しく教えて欲しい」「これ、うちにも当てはまるかも」と思った方は、ぜひ営業のプロ集団「スタジアム」に無料で相談してみましょう!
「15の業界別」飛び込み営業で成果が出たトークスクリプト例文集
「IT業界向け」には“導入実績”を冒頭に出して信頼を勝ち取る
IT業界では、機能よりも「実績ベースでどう変わったか」が刺さります。特に初回アプローチでは、“御社と似た環境で成果が出ている”という事実が、関心を引く最短ルートになります。導入前後の具体的な変化を数字で示すことで、信頼を一気に引き寄せられます。
テンプレート例文
〇〇の導入支援をしている○○株式会社の△△です。現在、IT業界では◯◯社様など20社以上で〇〇を活用いただいています。
↓(どんな変化があったんですか?)
たとえば◯◯社様では、〇〇を使い始めて3週間で問い合わせ対応が自動化され、月80件の工数がゼロになりました。
↓(それ、うちでも使えそう)
御社のように複数の部署でツールを併用されている場合でも、〇〇はSlackやBacklogとの連携でそのまま使えます。
↓(もっと詳しく聞きたい)
同じような体制の××社様では、初月から月50時間の業務削減につながっており、もしご都合合えば、その事例を使って5分でご説明させていただきますが、いかがでしょうか?
冒頭で「誰が・どう変わったか」を端的に伝えると、相手は“自分ごと化”しやすくなります。実績の出し方ひとつで、打ち合わせの質が変わります。
「SaaS業界」では「継続率◯%アップ」の実績でトークを展開
SaaS業界では、「LTV最大化」がすべてのKPIの土台になっており、特に“継続率”に直結する話題は強い関心を集めます。「実際に◯%改善された」という実績を冒頭に示すと、相手は自社に置き換えて想像しやすくなります。数字→理由→事例→提案の順で会話を展開すると、商談率もグッと高まります。
テンプレート例文
〇〇の活用支援をしております○○株式会社の△△です。現在、SaaS企業を中心にご導入いただいており、◯◯社様では継続率が6ヶ月で○○%アップしています。
↓(それ、どんな仕組みなんですか?)
ありがとうございます。〇〇を導入すると、オンボーディングの自動化と利用状況の可視化が進み、離脱リスクが見えるようになります。
↓(まさにそこ、うちも課題です)
御社のようにユーザー数が多いサービスでも、〇〇ならセグメントごとに対応設計ができるので、無理なく運用できます。
↓(詳しく話聞いてみたい)
実際、似たプロダクトを運営されている××社様は、導入2ヶ月で休眠ユーザーの復帰率も12%改善しています。ご興味あれば、5分でその事例をご共有いたしますが、今少しだけお時間いただけますか?
“継続率◯%アップ”という成果を主語にすると、数字に強いSaaS業界の決裁者にも確実に刺さります。机上の話ではなく「現場で起きた改善結果」として伝えるのがポイントです。
「コンサル会社」の代表と“対等に話せる人”と認識される知識の切り出し方
コンサル会社の代表は「自社の専門性」を高く評価されたいという想いを持っています。そこで、会話の冒頭から“業界の仕組み”や“特有の課題”を理解していることが伝わると、相手の警戒が一気に緩みます。「あ、この人、浅い営業じゃないな」と思ってもらえれば、そこからは“本音”で語ってくれることが増えていきます。
テンプレート例文
〇〇領域の業務支援に特化している○○株式会社の△△と申します。最近、〇〇業界で“RFP段階から外注先に委ねる動き”が増えていると感じておりまして、御社の〇〇体制にも通ずる点があるのではと思い、ご連絡しました。
↓(お、わかってるな)
ありがとうございます。たとえば、〇〇分野においては「要件が固まりきらないままPJTが走り始めてしまう」といったご相談を月に10件以上いただきます。
↓(それ、うちも似てる)
実際、同じように〇〇部門を内製化していたコンサル会社様も、「どこまで自社で抱えて、どこから外部に委ねるか」の線引きに苦慮されていました。
↓(その先、聞きたい)
その際は、現場ごとのPJの性質とKPI設計の流れを可視化するテンプレートをお渡しすることで、判断基準が明確になり、稼働コストが約20%軽減されました。もし、御社にも合いそうであれば、10分ほどで概要をお見せできますが、いかがでしょうか?
このトークのポイントは、「業界内でよくある課題」→「同業他社の具体的なエピソード」→「実際に使える打ち手」の順で話すこと。代表が「この人は表層ではなく、構造をわかっている」と認識してくれれば、会話の主導権をこちらが握れます。
「美容院・サロン」店長の“クーポン疲れ”に刺さる集客効率の改善提案トーク
美容院・サロンの店長は、クーポン集客の“単価ダウン”と“リピート率の低さ”に頭を抱えていることが多いです。その“疲れ”に共感し、無理な値引きなしでも来店を促せる打ち手があると伝えることで、興味を引きやすくなります。
テンプレート例文
〇〇を使ってサロンの集客支援を行っております○○株式会社の△△と申します。最近、「クーポンに頼りすぎて、価格勝負になってしまっている」というご相談をよく伺っていまして…。
↓(ああ、それうちも)
ありがとうございます。たとえば、〇〇という仕組みを使うことで、値引きを一切せずに“予約の前倒し”を促すことができ、閑散日対策にもつながります。
↓(ちょっと気になる)
実際に〇〇エリアのサロン様では、LINE連携を活用して“次回来店の目安時期”に合わせて個別アプローチを行ったところ、再来率が34%から52%に改善されました。
↓(うちにもできる?)
この方法は、特別なシステム導入なしで始められるので、もしご興味あれば、サンプルメッセージの実例をお見せしますが、今ご都合いかがでしょうか?
このトークのポイントは、「クーポンに依存しない具体策」を提示し、「価格じゃないアプローチがある」と気づいてもらうこと。共感→改善策→導入イメージまで一気に描けると、店長の動きも早くなります。
「人材業界向け」では“採用効率の可視化”を武器にできる
人材業界では「見えづらい採用の非効率」を、数字とプロセスで“見える化”してあげることで、担当者の納得感を生み出すことができます。特に現場が「どこで止まっているか」「どこを直せば動くのか」を具体的に伝えると、即アクションにつながります。
テンプレート例文
〇〇領域での採用支援を行っております〇〇株式会社の△△と申します。最近では、応募は来ているのに面接以降の歩留まりで悩む企業様が非常に増えておりまして、御社でも同じような課題はありませんか?
↓(たしかに面接以降で止まっている印象はあります)
ありがとうございます!たとえば〇〇の仕組みを使うと、「応募から面接設定までに平均何日かかっているか」「その間にどれだけ離脱しているか」が数値で一目でわかるようになります。
↓(それはちょっと興味ありますね)
実際に、〇〇社様では導入1ヶ月目で面接設定までのリードタイムが7日→2日に短縮され、結果的に内定承諾率が20%向上しました。
↓(具体的ですね)
もしよければ、御社の今の採用フローにあてはめた可視化イメージを5分ほどでご共有可能ですが、ご興味ありますでしょうか?
このトークのポイントは、「採用活動のどの工程がボトルネックか」をデータで見せること。営業の主張ではなく、あくまで“事実”として相手に見せることで、会話の温度が一気に上がります。
「広告代理店向け」には“提案の引き出し”を増やす切り口が刺さる
広告代理店では「引き出しの多さ=提案の説得力」と捉えられることが多く、営業としては“こんな事例もあります”と横展開のアイデアを添えるだけで、一気に信頼度が上がります。特に代理店担当者はクライアントの多様な課題に対応する必要があるため、応用が利く提案が歓迎されやすいです。
テンプレート例文
〇〇領域でマーケ支援を行っております〇〇株式会社の△△と申します。今回は、御社のように複数業界を担当される代理店様向けに、「提案の引き出しを増やすネタ」をいくつかご紹介させていただければと思いご連絡しました。
↓(あ、提案の引き出しは常に探してるな)
ありがとうございます!たとえば〇〇の施策は、BtoCだけでなく最近ではBtoB向けにも成果が出始めており、業種問わず提案に組み込みやすくなっています。
↓(なるほど、使い回せるのはいいですね)
実際に、〇〇社では、飲食業界への導入から始まり、同じ仕組みを美容・教育分野にも横展開し、結果的に年間〇件以上の新規提案に活用いただけました。
↓(活用イメージが湧いてきました)
もしご興味あれば、「クライアントの業界別にどう応用できるか」をまとめたスライドを3分ほどで共有可能ですが、いかがでしょうか?
このトークのポイントは、「応用が利く=提案しやすい」という前提をしっかり押さえること。相手が“自分の提案力が上がるかも”と感じた瞬間、話は前に進みやすくなります。
「教育業界向け」なら“教職員の工数削減”をゴールに据えると響く
教育現場では、時間が足りないのが日常です。教職員の負担をどう減らせるかを最初に提示すると、「それ、まさに今困ってることです」と興味を持ってもらえます。ポイントは、“何の作業が、どのくらいラクになるか”を具体的に伝えること。抽象的なメリットではなく、「1日〇分減る」など実感を伴う数字が、相手の中で“現実の変化”としてイメージされます。
テンプレート例文
〇〇の学校向けサポートをしております〇〇株式会社の△△と申します。今、教職員の作業時間を月20〜30時間単位で減らす支援をさせていただいています。
↓(それ、詳しく聞きたいです)
ありがとうございます。たとえば〇〇を導入いただくと、週報の回収や確認がボタン1つで済み、1人あたり1日約25分の時間が浮いています。
↓(そんなに変わるんですね)
はい。保護者への連絡や行事予定の共有もアプリ内で一括管理できるので、電話対応や紙配布の手間がなくなります。
↓(現場に合いそうです)
ちなみに、同じく校務が忙しい〇〇高校では導入3ヶ月で教職員の残業が平均15%減った事例もあります。もしご興味あれば、2分で読める事例資料をお送りします。いかがでしょうか?
このトークのキモは、「数字×業務名×変化後の状態」。忙しすぎる現場こそ、“その場で得になる話”から入るのが鉄則です。
「医療・病院向け」には“受付や処方箋業務”などの効率化DX提案を含める
医療機関では「受付が混む」「手書き作業が多すぎる」といった悩みが根強くあります。だからこそ、受付対応や処方箋関連の業務が“何分短縮されるか”を最初に示すと、一気に話が進みやすくなります。現場で「待ち時間をどう減らすか」「人手不足でも回る仕組みはあるか」を日々考えている相手には、“具体的にどの業務が、どう変わるか”をはっきり伝えることが鍵になります。
テンプレート例文
〇〇の医療機関向けDX支援を行っております〇〇株式会社の△△と申します。今、受付対応や処方箋業務を中心に、1日あたり約90分の作業削減を実現しているご提案をしています。
↓(それ、どんな内容ですか?)
ありがとうございます。たとえば〇〇を導入いただくと、受付時の問診票が患者さんのスマホから事前入力でき、受付での対応時間が1人あたり3分以上短縮されます。
↓(それは大きいですね)
はい。さらに処方箋の発行も電子化され、入力・確認作業が自動化されることで、ミスの防止と同時にスタッフの精神的な負担も減っています。
↓(うちの現場にも合いそうです)
実際に、〇〇クリニック様ではこの仕組みを使って月40時間分の作業が削減され、受付スタッフ1名分の工数を確保できたとのことです。もしよろしければ、導入の流れと実績をまとめた資料をお送りできますが、いかがでしょうか?
このトークの要は、「現場の詰まりポイントをピンポイントで言い当てること」。効果の実感が早い領域から伝えると、相手の関心がグッと高まります。
「物流業界向け」には“積載率改善”の打ち出しが即アポにつながる
物流業界では、たった5%の積載率アップが年数百万円規模のコスト削減に直結することもあります。だからこそ、「現場が無理なくできる改善策」が具体的に見えると、一気に話を聞いてもらいやすくなります。キーワードは、“積み方・ルート・空きスペース”の見直しです。
テンプレート例文
〇〇の積載率最適化サービスを提供している〇〇株式会社の△△と申します。実は、トラック1台あたりの空きスペースを月10時間分削減できた事例があり、御社でも同様の改善ができる可能性があると思いご連絡しました。
↓(え、うちもそれ無駄あるかも)
ありがとうございます。たとえば〇〇物流様では、1日の積み順をシステムで自動化しただけで、無駄なスペースが自然と詰まり、積載率が1ヶ月で78%から92%まで改善されました。
↓(すごいですね、詳しく知りたい)
特別な機器は不要で、現場ではスマホ1台で積み順が見えるだけ。従来のやり方を崩さず、そのまま改善できたのがポイントです。
↓(それなら話を聞いてみたい)
もしご興味あれば、他社の改善内容も含めて、5分ほどで全体像をご説明します。今週どこかお時間いただけそうでしょうか?
このトークのコツは、“現場が無理なくやれる仕組みでここまで改善できる”という具体性を持って伝えること。積載率という数字に「やれそう感」が加わると、即アポにつながります。
「旅行・レジャー業界向け」では“オフシーズンの集客策”が突破口になる
旅行・レジャー業界では、繁忙期ではなく「閑散期にどう集客するか」が営業トークの決定打になります。特に“平日・天候・リピーター対策”などに具体策を織り交ぜることで、経営層の「それ、うちにも欲しかった」に直結しやすくなります。最初に“オフシーズンでも数字が出た事例”を提示するのが効果的です。
テンプレート例文
〇〇施設向けの集客支援をしている〇〇株式会社の△△と申します。実は、オフシーズンの平日集客が前年比160%になった事例があり、御社のような〇〇エリアの施設でも再現可能かと思いご連絡しました。
↓(え、それうちも知りたい)
ありがとうございます。たとえば△△リゾート様では、3月〜5月の平日限定で“地域×体験型イベント”をセットにしたプランを企画したところ、予約率が通常の1.8倍に伸びました。
↓(それ、どうやってやるの?)
既存の施設情報を活かしつつ、予約サイトとLINE配信を組み合わせただけです。特別な広告費もかけずに、地元リピーターの囲い込みに成功しました。
↓(それならうちもできそう)
5分で内容をまとめた資料がありますので、今週どこかお時間いただければ、御社向けに具体的なご提案も可能です。いかがでしょうか?
このトークの肝は、「閑散期なのに予約が増えた」実績を数字付きで示し、“自社でもできそう感”を一言で伝えること。繁忙期の話は誰でもするからこそ、静かな時期に強い提案は一気に耳を傾けてもらえる突破口になります。
「エネルギー業界向け」には“カーボンニュートラル対応”等のトレンドに向き合う
カーボンニュートラルは「やるかどうか」ではなく「いつ・どこから始めるか」の段階に入っています。だからこそ、“今すぐできる小さな一歩”を具体的に示すことで、経営層は「現実的に動ける」と判断します。キーワードは「削減効果」「報告業務の効率化」「補助金の活用」です。
テンプレート例文
〇〇支援を行っております〇〇株式会社の△△と申します。御社と同じく発電・供給を行う事業者様で、“カーボンニュートラル対応”を進めた事例がありまして。
↓(それ具体的に何をしたの?)
ありがとうございます。たとえば〇〇様では、設備ごとのCO2排出量を自動計算し、月に1回のExcel集計が不要になりました。
↓(それ、うちでもできるの?)
はい、御社のように複数エリアで発電されている場合でも、エリア別・燃料別に排出量を分けて自動算出できる仕組みです。
↓(もう少し詳しく)
実際、〇〇電力様はこの仕組みを導入して、申請業務の時間が月〇時間以上削減され、同時に環境省の補助金申請もスムーズに通りました。もしよろしければ、初回ステップをまとめた資料だけでもお送りしますが、いかがでしょうか?
このトークの鍵は「今すぐ・小さく・確実に始められること」。経営者は“全体最適”より“最初の一歩”にリアリティを求めています。だからこそ、業務のどこで負担が減るかまで踏み込んで語ることが、信頼を得る一歩になります。
「飲食業界向け」なら“原価率の最適化”で経営者の反応をみる
飲食店の利益を左右するのは、売上より“原価率”です。1〜2%の改善でも、月の純利益が大きく変わります。だからこそ、「どの食材で・どのくらいロスを削減し・何が変わったか」を具体的に伝えることで、経営者の反応が一気に変わります。現場が明日から動ける提案が刺さります。
テンプレート例文
〇〇の業務支援を行っております〇〇株式会社の△△と申します。御社と同規模の飲食店様で、“原価率を〇%改善”された事例があり、お伝えできればと思いお伺いしました。
↓(それ、どうやったの?)
ありがとうございます。たとえば〇〇様では、週に一度の仕入れデータを自動集計し、ロスが出やすい上位5品目をスタッフ全員で共有できるようにしただけなんです。
↓(それ、うちにも当てはまりそう)
はい、御社のように本部がメニューを管理している場合でも、店舗別に仕入れと売上の差異を自動でレポート化できるため、現場の修正スピードが格段に上がります。
↓(もっと詳しく聞かせて)
実際、〇〇様ではこの仕組みを導入後、月間で約〇万円の食材ロスが削減され、店長の発注精度も安定しました。ご希望あれば、1枚にまとめた改善例をすぐにお送りしますが、いかがでしょうか?
このトークのポイントは、「明日から現場でできる」「経営数字に直結する」この2つをセットで伝えること。経営者は“努力感のない利益改善”にこそ即反応します。
よくある5つの状況別!飛び込み営業トークスクリプト例文
「決裁者不在」の場合、名刺交換だけで終わらせない工夫をする
飛び込み営業で決裁者が不在と言われた瞬間こそ、営業力が試されます。名刺だけ渡して帰るのではなく、「この人、ちゃんと考えてるな」と感じてもらえる一言と行動が、次の商談につながります。相手の手間をかけずに“価値のある置き土産”を残すことで、担当者から決裁者へ話が伝わる可能性が一気に高まります。
テンプレート例文
〇〇の件で伺いました、〇〇株式会社の△△と申します。本日〇〇部長に3分ほどお時間をいただければと思いお伺いしましたが、ご不在とのことでしたので…
↓(不在ですね)
ありがとうございます。ではお手数ですが、こちらに〇〇業界の事例を1枚にまとめた資料と、裏面に御社向けのご提案を簡単に書いておりますので、お渡しいただけますでしょうか?
↓(お預かりします)
ありがとうございます。ちなみに、来週〇曜日の午前中にもう一度だけご挨拶に伺えればと思っているのですが、ご予定はいかがでしょうか?
↓(わかりませんが…)
承知しました。では、失礼にならない範囲で、来週改めてお電話でご確認させていただきます。その際、実際に〇〇を導入した企業でどんな成果が出たか、もう少し詳しくご説明できればと思います。
このトークの鍵は、“価値を渡してからお願いする”順序。相手の立場や負担を考えた提案が、商談につながる一歩になります。
「受付」で止められたら“代表にお会いさせていただきたくて”と要件を明確に伝える
受付で門前払いされるか、突破できるかは、最初の一言で決まります。「代表にお会いしたい」と言い切ることで、“無関係な営業”ではなく、“用件のある訪問者”として扱ってもらいやすくなります。曖昧な姿勢ではなく、芯のある言葉と態度が、受付の反応を変えます。
テンプレート例文
お世話になっております、〇〇株式会社の△△と申します。本日、代表の〇〇様にご挨拶でお伺いさせていただきました。
↓(アポはございますか?)
はい、アポというよりも「ご挨拶をさせていただきたく」、短くお時間をいただければと思いお伺いしました。
↓(少々お待ちください)
ありがとうございます。実は御社の〇〇事業に関して、他社で成果が出ている提案があり、それを〇〇様にもご覧いただきたく思っております。
↓(代表に確認します)
恐れ入ります。資料もご用意しておりますので、もしお時間が難しいようであれば、お預かりいただくだけでも大変ありがたいです。あわせて、来週またお伺いさせていただければと思っております。
このトークのポイントは、「アポなし」でも「想定された訪問者」として振る舞うこと。弱気な言い回しではなく、“理由がある訪問”を自然に伝えることで、受付の判断を変えることができます。
「他社利用中」でも比較したくなる一言を添える
すでに他社を利用しているお客さまは、「今困ってないから変える理由がない」と感じがちです。そこで、“比べるだけで得になるかも”という視点を、たった一言で自然に差し込むことが大切です。導入の提案ではなく、“確認のきっかけ”をつくる一言が、相手の行動を引き出します。
テンプレート例文
〇〇の導入支援をしております○○株式会社の△△と申します。御社ではすでに〇〇をご利用中と伺い、お電話いたしました。
↓(今のままで特に不満はない)
ありがとうございます。実は、同じ〇〇をご利用中だった○○社様も「一度比較してみるだけで、月に約△△万円コストが浮いた」とお話されてまして。
↓(ちょっと気になるかも)
たとえば御社の現在のプランを拝見するだけで、不要な項目や見直せる条件が見つかることが多いです。
↓(それなら話だけでも)
ちなみに先月、〇〇業界の□□社様は比較の結果、今の仕組みをそのまま活かしつつ、年間で約〇〇時間の業務圧縮につながりました。資料だけでもお送りしますね。
このトークの肝は、「切り替えてください」ではなく、「一度見比べてみませんか?」という対話の入口をつくること。“今すぐ変えなくても損しないか、確認だけ”という一言が、お客さまの安心と興味を同時に引き出します。
「忙しい」相手には30秒で“得だけ伝える”
「忙しいので…」の一言には、断りではなく“理由があれば聞く余地がある”というサインが隠れています。だからこそ、機能説明や背景は一切省いて、「これだけ得します」を最初の30秒で伝えることが重要です。数字と比較を使って、“時間とコストの具体的な差”を一言で提示するのがカギです。
テンプレート例文
〇〇の導入支援をしております○○株式会社の△△と申します。お忙しいところ恐縮ですが、1点だけお伝えさせてください。
↓(忙しいから切ろうかな)
御社のように〇〇業務をされている企業さまで、月に約△△時間・□□万円分の工数削減につながった事例がありまして。
↓(それだけ削減できる?)
特に〇〇の工程を短縮できる仕組みで、すでに〇〇社様も1ヶ月目から効果が出ています。
↓(もう少し詳しく聞きたい)
お電話はこれで終わりますので、もしご関心あれば1分で見られる資料だけ送らせていただいてもよろしいでしょうか?
このトークのポイントは、「忙しい方には“早くて具体的なメリットだけ”を届ける」こと。相手が動くかどうかは、30秒以内に“数字で得をイメージできたか”で決まります。会話のスタートで、心を動かすゴールだけを先に見せましょう。
「興味なし」でも一笑い取って名刺は残す
「興味ないです」と言われた瞬間こそ、“一言で笑いを取って名刺だけは置く”最後のチャンスです。ここで場を和ませることができれば、次回以降の接点が生まれやすくなります。商品の話ではなく、「人としての印象」を残すことに全振りするのがコツです。共通点・時事ネタ・自虐のどれかを即興で挟めるとベストです。
テンプレート例文
〇〇の導入支援をしている○○株式会社の△△と申します。お忙しいところ失礼いたします!
↓(あ、今ちょっと興味ないんで)
正直なご回答ありがとうございます(笑)実はそのセリフ、今日すでに5回目なんです…!
↓(ちょっと笑う or 和む)
もし万が一、今後〇〇のことで「もうちょっと楽にしたいな」と思ったときに備えて、名刺だけでもこっそり財布に入れておいていただけると嬉しいです。
↓(まぁ、それぐらいなら)
ありがとうございました!では次お会いする時は「また来たよ!」って笑っていただけるように、頑張って覚えていただきますね!
このトークの狙いは、「商品」ではなく「人」に印象を残すこと。0→1のきっかけは、ほぼ雑談の中から生まれます。興味がないときほど“空気を軽くするユーモア”が、次の商談の入口になります。
飛び込み営業を成功させるトークスクリプトの3つの条件
「第一声」に相手への敬意を込める
飛び込み営業の最初の一言で、相手の警戒心が決まります。
「忙しいところすみません」ではなく、「お時間をいただきありがとうございます」が差を生みます。
“時間を奪う”意識ではなく、“預けてもらう”意識を持つと、声のトーンも自然と変わります。
営業トークの例
営業「お忙しい中、少しだけお時間いただきありがとうございます」→OK
営業「すみません!ちょっとだけいいですか?」→NG
相手の立場を立てる言葉には、人としての礼節がにじみます。
その敬意が、会話の入り口を開いてくれます。
よくある「断り文句」に切り返しを仕込む
「検討します」は“今すぐ決めたくない”というサインです。
ここで下がるか、一歩踏み込むかで流れが変わります。
無理に押すのではなく、「考えるきっかけ」を渡すのがコツです。
営業トークの例
顧客「検討させてください」
営業「承知しました。ちなみに、どのあたりがご判断のポイントになりそうですか?」→OK
営業「そうですよね…また連絡しますね」→NG
相手の温度を保ちながら、一歩だけ“考える方向”に寄り添う。
この小さな一言が、次のアポにつながる突破口になります。
相手の「気づき」を引き出す問いを入れる
営業の核心は「売ること」ではなく、「相手の気づいていない課題に光を当てること」です。
だからこそ、“一方的な説明”ではなく、“考えたくなる問い”が必要になります。
押すのではなく、相手の中にある答えを引き出す一言が、商談を前に進めます。
営業トークの例
営業「ちなみに今のやり方、何かモヤっとされている点ってありますか?」→OK
営業「このサービスが絶対お役に立ちます!」→NG
相手が“はっ”とするような問いが入るだけで、空気が変わります。
「話を聞く営業」から「気づかせる営業」へ、主導権が自然に移ります。
飛び込み営業トークの基本的な6つの流れ・アプローチ方法
「受付突破」は名乗る前に価値を伝える
いきなり名乗ると、営業と気づかれた瞬間に「担当者不在です」で終了…なんて経験、ありませんか?
受付は、営業の“最初の関門”。ここを越えられないと、話すことすらできません。
だから大事なのは、名前や会社よりも「今ここに来た理由」を先に伝えること。
一言目で“価値”を提示できれば、相手は“受け取る側”のスタンスになってくれます。
・「◯◯の改善事例をお届けにきました」と“提供価値”を先に伝えて警戒を和らげる
・「◯◯の件でお役に立てるかと思いまして」と“目的”を明確にして話を通しやすくする
受付突破は、情報の押し売りではなく、“価値の持ち込み”として設計するのがコツです。
名刺より先に“理由”を差し出すだけで、突破率がぐっと変わります。
「第一声」で相手の警戒心を一気にほぐす
扉が開いた瞬間、何を言うかでその日の成果が決まる。
名乗る前に“営業です感”が出ると、構えられて話すらできません。
だから最初の一言は、「話す理由」を先に伝えるほうが入り口を作りやすくなります。
相手が聞きたくなるような“共通の困りごと”や“具体的な目的”をポンと差し出す。
それだけで、相手の表情がほんの少し変わる瞬間があります。
・「◯◯の事例をお届けしたくて伺いました」と“情報提供”を軸に話しかける
・「最近、同じ業界の方が困ってたことで…」と“共通課題”を入口に使う
第一声は、警戒を溶かす鍵みたいなものです。
声色より“話す理由”が、受付の反応を180度変えることもあります。
「課題感」を引き出すには“逆質問”が効く
提案がすべるときは、たいてい“相手の本音”を掴めていない。
こちらが一方的に質問しても、相手は当たり障りなく答えるだけ…そんな経験、ありませんか?
実は、相手の口を自然に開かせるには、“逆質問”が驚くほど効きます。
「逆に、今どんな提案だったら興味持っていただけそうですか?」
そんな一言で、相手は頭の中を整理しながら、リアルなニーズを話し始めます。
聞く側から、考えさせる側に回ることで、商談の主導権も自然とこちらに移っていきます。
・「過去に受けた提案で良かったものは?」と聞いて傾向をつかむ
・「逆に困ってない点はありますか?」と聞いて打ち手を絞る
課題は聞き出すより“引き出す”もの。
言わせた言葉の中に、決め手のヒントが眠っています。
「アイスブレイク」は共通の話題で一瞬で距離を詰める
初対面の空気って、なんだか硬くて息苦しいですよね。
「この人、営業か…」と相手が身構える前に、ひと呼吸おける話題を差し込みたいところです。
そんなとき、共通点に触れるだけで、空気は驚くほどやわらかくなります。
天気やニュースより、“その人”に紐づいた話題のほうが、ぐっと心に届きやすい。
実用的な雑談は、情報収集にもなり、次の一手の伏線にもなります。
・「同じ出身地」や「通った大学」に触れて一気に心の距離を詰める
・「社名の由来」や「ロゴの意味」を聞いて自然に会話を広げる
共通の話題は、営業というラベルを外してくれる魔法みたいなもの。
商談は、信頼の土壌づくりから始まります。
「提案」は相手の言葉をそのまま使って刺す
提案は「すごい案を出すこと」より、「わかってくれてる」と思わせることのほうが、刺さることも多いです。
相手が使った言葉には、温度があります。提案のときにそのまま返すだけで、“理解されてる感”が一気に伝わります。
・「困ってる」をそのまま使い「その“困ってる”をこう解決できます」と返す
・「もっと早く」がキーワードなら「“もっと早く”を実現する仕組みです」と置き換える
相手の言葉には、相手が求める答えがすでに詰まっていることもあります。
提案力は、発想力より“聴く力”に宿るのかもしれないですね。
「次回アポ」は雑談から自然に決めておく
次回アポの設定が「じゃあ改めて日程調整しますね」だけだと、ふわっと終わってしまいがち。
雑談から興味やスケジュールのヒントを拾えば、自然な流れで「じゃあその頃にまた伺ってもいいですか?」と切り出せます。
・「季節ネタ」からヒントを得て「“お盆明け”に改めて伺ってもいいですか?」とつなげる
・「趣味トーク」で距離を縮め「“来月の大会”のあとでまたお話し聞かせてください」と約束する
アポは押し込むより、流れの中で拾うもの。
雑談は、次回訪問の“伏線”にもなるのかもしれません。
飛び込み営業トークスクリプトを用意する3つのメリット
「最初の一言」で反応してもらいやすい言葉に気づけるようになる
「最初の一言」とは、相手の注意を一瞬で引きつける営業の入り口です。
つまり、話を聞いてもらえるかどうかは、この一言にかかっているということです。
けれども実際は、どこかで聞いたような無難なフレーズに頼ってしまい、相手にスルーされることも多いです。
実は、反応が薄い原因は“言葉の選び方”ではなく、“相手目線の欠如”にあることがほとんどです。
たとえば、「社内でDXが止まっていませんか?」と課題に切り込んで話しかける、
「営業管理、Excelのままですか?」と具体的な状況に触れて声をかける、など、
共感が生まれる一言には、相手の“今”を掴む視点が隠れています。
ポイントは、「伝える言葉」ではなく「引き出す言葉」を意識することです。
反応を引き出せた経験が、「次も話しかけてみよう」という小さな自信につながっていきます。
「想定外の質問」にも即答できる自信がつく
即答できる状態とは、「聞かれても、すぐ言葉が口から出る安心感」のことです。
つまり、焦らずに話せることで、相手からの信頼も自然と高まるということです。
でも実際は、「急に質問されたらどうしよう…」と心の中で構えてしまうこと、ありませんか?
実は、不安になるのは経験不足ではなく、“準備の質”が足りていないだけかもしれません。
たとえば、「他社とどう違うの?」と聞かれたときに「“導入後の定着支援”を具体例で話す」、
「他にもっと安いサービスないの?」と聞かれたときに「“価格では測れない効果”を実績ベースで伝える」など、
想定外の問いにこそ、準備した一言が武器になります。
ポイントは、「何を聞かれても大丈夫」と思えるよう、自分の言葉で話せる形にしておくことです。
緊張しがちな場面ほど、準備していた一言が、自分を助けてくれます。
「商談へ滑らかに持ち込むトークの型」を自然に使えるようになる
商談へ滑らかに持ち込むとは、「違和感なく本題に入れる会話の流れをつくること」です。
つまり、相手が“売り込み”と感じずに自然と話を聞きたくなる状態をつくる、ということです。
けれども実際は、自己紹介のあと急に商品説明に入ってしまい、相手の表情が曇ってしまう場面も多いです。
実は、“つなぎの言葉”さえ整っていれば、どんな商材でも違和感なく切り出せるようになります。
たとえば、「同じ業界のお客様で、最近よく聞くのが〜」と周辺情報をきっかけに切り出す、
「実は、今日お伝えしたかったのは…」と会話の流れに自然な“区切り”をつくる、など、
事前にトークの型を持っておくと、会話に余裕が生まれて相手との温度差がなくなります。
ポイントは、型に頼るのではなく、型を“自分の言葉”として話せるようにしておくことです。
型があるからこそ、焦らずに、相手の表情を見ながら次の一手を選べるようになります。
飛び込み営業トークスクリプトを作る際の3つの注意点
「不在対応」までトークに組み込んでおく
飛び込み営業で「不在だった時、何を残すか?」と悩んだことはありませんか?
実は、最初から“担当者がいない前提”でトークを準備しておくと、その場で終わらず次につながりやすくなります。不在=チャンスの入口です。受付や内線対応者に「伝言役」として動いてもらうのがポイントです。
現場で実際に活用されている具体例は以下の通りです。
- 「名刺の裏に“目的と次回訪問日”を書くようにする」
- 「受付に“ご担当の方の社内の動き”を確認するようにする」
- 「その場で“フォロー用の手紙”を渡すようにする」
不在対応が想定されていれば、どんな訪問もムダになりません。
一回の訪問を、次回の布石に変える設計が成果につながっていきます。
話が「自社目線」になっていないか見直す
「うちの強みばかり話してしまってないか?」と感じたことはありませんか?
営業の現場では、自社の商品説明に力が入りすぎると、相手の“聞く姿勢”がすっと引いてしまうことがあります。大切なのは、「相手が困っていること」に自社の何が役立つかを言葉にすることです。価値は、相手の課題の中にしか存在しません。
現場で実際に活用されている具体例は以下の通りです。
- 「“御社の人手不足”に寄り添う提案にする」
- 「“既存ツールの課題”を代替する形にする」
- 「“導入後の変化”を相手の視点で語るようにする」
自社目線の言葉を、相手目線の言葉に言い換えるだけで、反応がまるで変わってきます。
伝えるのではなく、“相手の中にある悩みを代弁する”ように話すと、共感が生まれやすくなります。
「一言一句」覚えやすいシンプルな内容にする
飛び込み営業で「何を話すか毎回ブレてしまう」と感じたことはありませんか?
実は、スクリプトは“覚えやすさ”が命です。話す側が迷えば、相手にも伝わりません。だからこそ、「短く、覚えやすく、刺さる言葉」に落とし込んでおくことが大切になります。複雑な言い回しは不要です。
現場で実際に活用されている具体例は以下の通りです。
- 「“人手不足の解消に貢献できます”と伝えるようにする」
- 「“1分だけお時間ください”と切り出すようにする」
- 「“無料でお試しできます”を必ず入れるようにする」
一言一句に迷わない構成にしておけば、いつ誰にでも自然に話せます。
自信のある一言があるだけで、話すトーンも落ち着き、初対面でも信頼を得やすくなります。
飛び込み営業トークスクリプトで成果を出す4つの手順
「所要時間30秒です」で会話のきっかけをつくる
声をかけた瞬間、相手が「聞いてもいいかも」と思えるかどうかが勝負です。
「所要時間30秒です」と先に伝えることで、「長く話されない安心感」が生まれます。
ポイントは、“時間の短さ”と“配慮の姿勢”を先に出すこと。これだけで空気がやわらぎます。
よくあるのは、「すみません、少しだけお話よろしいですか?」と曖昧に話し始めてしまうケース。
この場合、「少しってどれくらい?」と感じさせてしまい、足を止めてもらえないことが多いです。
具体的には、「突然すみません、30秒だけお耳をお借りできませんか?」と一言添えるだけ。
そのあとに、「最近、近くの〇〇社さんでも相談いただいた内容があって…」と繋げると、共通性からの安心感も加わります。
“短さ”と“隣の誰か”を味方につける。これが最初の突破口になります。
「最近よく聞く悩み」で共感から入る
いきなり商品の話をするよりも、「あ、それウチも同じ…」と思ってもらう入口をつくることが先です。
「最近よく聞くんですが…」と切り出すことで、相手の悩みを“共有の話題”にできます。
ポイントは、「誰かも困っている」ことを前提に、相手の防御をほどくことです。
よくある間違いは、「御社はこうですよね?」と決めつけて話を始めてしまうパターン。
これでは、「なんで知ってるの?」「うちは違う」と反発を生んでしまいます。
具体的には、「最近、同じ業界の方から“商談のキャンセルが増えている”という声をよく聞いてまして…」と、あくまで“共通の声”として話を切り出します。
その後に、「もし似たようなお悩みがあれば、少しだけお役に立てるかもしれません」と添えると自然です。
相手の悩みに、隣で耳を傾けるようなスタンスで入りましょう。
「事例ベース」で相手に刺さる提案をする
提案を聞いてもらえるかどうかは、「それ、ウチにも当てはまるかも」と思ってもらえるかが鍵です。
「実は、同じような業種の〇〇社さんで…」と事例から入ることで、話にリアリティが生まれます。
ポイントは、“実績”ではなく“背景”にフォーカスして、相手と重なる状況を描くことです。
よくあるのは、実績だけを数字で語ってしまい、「うちはそこまで規模じゃないし」と引かれてしまうこと。
特に初対面では、インパクトよりも“共通点”の方が心を動かします。
例えば、「実は、御社と同じく○○を課題に感じていた△△社さんで、ある工夫をしたら…」という切り口にするだけで、相手の関心のアンテナが立ちます。
そのあとに、「もしご興味あれば、内容だけでもサクッとお伝えしますね」と続けると、自然と会話が前に進みます。
“自社に近い誰かの成功”を借りて、相手の未来を見せにいきましょう。
「次いつ来れば良いか?」を聞いて終える
断られた後こそ、次の一手を仕込むチャンスです。
「では、次はいつ頃お伺いすれば良いでしょうか?」と聞くだけで、“話を断って終わり”から“次の接点づくり”に変わります。
ポイントは、無理に粘らず“主導権を相手に渡す姿勢”を見せることです。
よくあるのは、「また来ますね」と言って終わってしまい、次回の訪問が曖昧になるケース。
これでは、相手からすれば“また来られても困るな”と構えられてしまいます。
具体的には、「無理にではなく、〇月△日以降など落ち着くタイミングがあれば、またご挨拶に伺えたらと思いまして」と、“相手の都合に合わせたい”気持ちを添えるとやわらかくなります。
そのうえで、「その際、事例だけ簡単にお持ちしますね」と再訪の理由を添えると、次につながりやすくなります。
“断られたら終わり”ではなく、“次に来る許可をもらう”つもりで一歩踏み出してみてください。
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自分なりに何度も言い回しを変えたり、先輩の真似をしてみたり、それでもお客様の反応が薄いと、正直つらくなってきますよね。
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