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最終更新日

【例文7選】営業メールの教科書|返信率を高める13のコツ準備〜書き方まで完全解説 

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「また返信がこなかった…」
毎日送っている営業メールに、心が折れそうになっていませんか?
数字に追われるマネージャーとして、メンバーの努力が結果につながらない――そんな状況は、何よりもつらいはずです。
でも、安心してください。営業メールには“成果が出る型、返信が返ってきやすくなるポイント”が、確かに存在します。
本記事では、返信率を劇的に上げる営業メール13のコツと、現場ですぐ使える例文を完全収録。
「営業メールで成果を上げたい」と本気で思うマネージャーのあなたにこそ、読んでほしい内容です。
次の1通が、次の大きな成果のきっかけになる。そのためのヒントが、ここにあります。

本記事を読むと分かること
・返信率がグッと上がる「営業メール13のコツ」
・成果が出る人はやっている「送る前の4つの準備」とは?
・「今すぐ使える営業メール7つの例文集」

を完全公開し、まとめておきました。

「営業メールに関する些細な悩み」や「これ、うちにも当てはまるかも」と思った方は、ぜひスタジアムに無料で相談してみてください!

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返信がくる!営業メール13のコツ

タイトル(件名)で「読むorスルー」が決まる

営業メールの開封率を左右する最大の要素は、件名の一文です。

なぜなら、受信者は大量のメールの中から「読む価値があるか」を件名だけで瞬時に判断しているからです。

特にBtoBの営業メールでは、「営業です」「ご提案です」などの件名では読まれずにスルーされる可能性が高くなります。

以下に、具体的な件名作成のコツを紹介します。

  • 【例1】「●●業界で話題のコスト削減事例、ご存知ですか?」:業界名を含めることでパーソナライズされ、目に留まりやすくなります。
  • 【例2】「◯◯社様の●●課題、こう解決できます」:会社名や役職に合わせた具体的な内容を示すと興味を引きます。
  • 【例3】「【限定5社】無料診断キャンペーンのご案内」:「限定」や「無料」などの心理トリガーを活用しつつ、乱用は避けるのがポイントです。

このように、件名に「読み手の関心」と「パーソナライズ要素」を入れることで、開封率は大きく改善します。

 営業メールのコツ。データを元に開封率や返信率を向上させる方法

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一言で「やってほしいこと」を伝える

営業メールの本文では、冒頭で「目的」と「お願い」を明確に伝えることが重要です。

なぜなら、読者は忙しい中でメールを読み進めており、目的が曖昧だと離脱される可能性が高いためです。

曖昧な表現を避け、ストレートに「何をしてほしいのか」を伝えましょう。

以下は、実践的な表現例です。

  • 【例1】「●●についてご確認いただきたく、ご連絡しました」:冒頭で意図を明確にするだけで、読むハードルが下がります。
  • 【例2】「10分だけお時間をいただけませんか?」:CTA(行動喚起)は、返信ではなく「行動」を促す方が効果的です。
  • 【例3】「今週中に一度、オンラインで情報交換できませんか?」:期限を明示すると、検討優先度が上がります。

伝える内容を1つに絞り、簡潔で読みやすい構成にすることが、返信率を高めるコツです。

【アポ率が上がる】営業メール5つのコツと例文・注意点をご紹介

なぜ連絡を取りたいのかを具体的にかく

営業メールの核心は「なぜ、いま、自社からの提案なのか」を納得させる文脈作りにあります。

その理由は、テンプレート的な内容では「自分ごと」として受け取られにくく、無視される確率が高いためです。

情報収集の段階で終わらせないためには、「背景情報」や「価値の提供」を明確にしましょう。

以下のようなアプローチが効果的です。

  • 【例1】「貴社の●●プロジェクト、日経ビジネスの記事で拝見しました」:相手のニュースやリリースに触れると、誠実さと関心が伝わります。
  • 【例2】「当社の●●サービスが、同業他社の●●課題に効果があったため、ご紹介させてください」:他社事例と絡めることで説得力が高まります。
  • 【例3】「提案ベースのご連絡となりますので、営業目的のヒアリングではありません」:問い合わせではなく価値提供であると伝えることで、構えを和らげます。

「なぜ自社か」を伝える工夫で、相手に「読んでみよう」と思わせることができます。

客観的評価や実績データ、導入事例などを使用する

営業メールでは、第三者からの評価や具体的な数値データを用いることで信頼性が一気に高まります。

なぜなら、主観的な「良いサービスです」というアピールよりも、客観的な証拠が信頼を築く力を持っているからです。

特に、他社の導入実績やアワード受賞歴などは「他人が評価している」という証明になります。

以下のような活用方法が効果的です。

  • 【例1】「●●アワード2024 受賞製品として評価されています」:信頼性と話題性の両方を兼ね備えます。
  • 【例2】「導入企業120社、平均開封率45%、返信率18%を記録」:数字が具体的であればあるほど説得力が高まります。
  • 【例3】「【物流業界】●●社が人件費を25%削減した事例付きでご紹介します」:同業種の具体事例は共感と期待を喚起します。

「これは他社も使っているのか」「自分たちにも効果がありそうだ」と感じさせる情報が、返信率を引き上げる鍵となります。

連絡先を添えて返信しやすくする

営業メールの結びでは、連絡手段の選択肢を明示し、相手が「返しやすい」と感じる工夫が不可欠です。

その理由は、メールのみのやりとりに限定すると、相手にとって返信のハードルが高くなってしまうからです。

「どの手段で返せばいいか」が分かるだけでも、心理的負担は大きく軽減されます。

以下の工夫が有効です。

  • 【例1】「お急ぎの場合はお電話でもどうぞ。090-●●●●-●●●●」:即連絡可能な手段を明示。
  • 【例2】「Zoom・電話いずれでも可能です。ご都合の良い方をお知らせください」:選択肢を提示し、柔軟さをアピール。
  • 【例3】「4/24〜26の間であれば、比較的スケジュール調整が可能です」:こちらから先に候補日を出すと返信がしやすくなります。

こうした配慮は、「スムーズに対応できそう」という印象につながり、実際の返信行動を促進します。

開封返信されやすい時間帯に送付する

営業メールは、送信する「タイミング」が成果を大きく左右します。

理由は、BtoBでは相手が業務中に開封するかが重要であり、最もメールチェックされやすい時間帯に送れば、開封率・返信率が大幅に高まるからです。

以下の点を意識することで、効果的な送信が可能になります。

  • 一般的に「火〜木の10時〜11時」は開封率が最も高い
  • 業種や職種によって異なるため、自社データを元にABテストを行い「反応の良い曜日・時間帯」を見つける
  • 月曜日の朝、金曜日の午後、月末・休前日は避ける(他業務対応でメールが埋もれる可能性が高いため)

このように、相手の状況に合わせた「タイミング戦略」を立てることで、同じ内容でも結果に大きな差が出ます。

話題はひとつ、伝えたいことだけ書く

営業メールでは「伝えたいことは一つに絞る」ことが、相手の行動を促す最大のコツです。

なぜなら、複数の要件を盛り込むと相手が混乱し、「結局何をすればいいのか分からない」と返信を後回しにされやすくなるからです。

以下のポイントを押さえることで、伝達力が高まります。

  • 「資料送付+アポ依頼」など、目的が2つ以上ある場合は、メールを分けるのがベスト
  • 「まずは資料送付のご案内です。ご確認後、アポ調整について改めてご連絡いたします」など、段階的に伝えると行動しやすくなる
  • 1通のメールには「主目的」を1つだけ設定し、それに向けて文面を構成する

このように、メールごとに“主役の話題”を明確にすることが、読み手の理解と返信アクションを引き出す鍵です。

見やすくするには箇条書きが鉄則

営業メールは「読みやすさ=反応率」です。構造を工夫し、要点を箇条書きで示すことで、読まれる確率が格段に上がります。

理由は、忙しいビジネスパーソンは長文を読む余裕がなく、「一目で内容が把握できる構造」を求めているからです。

以下のように構成することで、効果的に伝えられます。

  • 「●●のポイントは以下の3点です」など、見出し+箇条書きで要点を整理
  • 1文40文字以内、段落ごとの改行、余白の確保など“デザインする意識”を持つ
  • スマホでの読みやすさを重視し、「見出し→箇条書き→結論」で構成することで3秒以内に理解されやすい

このように、“読み手視点のデザイン”を意識することで、理解され、行動される営業メールに変わります。

機種に依存した文字や記号は使わない

営業メールでは、特殊記号の使用を避け、誰にでも正しく読める表現を心がけると良いです。

なぜなら、使用するメールソフトや閲覧端末によっては、文字化けが発生し、内容が伝わらなかったり、迷惑メール扱いになるリスクがあるからです。

以下のような点に注意することで、読みやすく信頼性のあるメールに改善できます。

  • 「①」「◎」「★」などの特殊記号や絵文字は避ける(Outlookでは「■」が「?」に文字化けする事例あり)
  • 使用する記号は「・」「→」「()」「半角数字」など、汎用性と可読性の高いものに統一する
  • シンプルかつベーシックな文面にすることで、ビジネス相手に信頼感を与えやすくなる

このように、機種に依存しない記号の選定は、相手に正確な情報を届け、返信率を高める基盤になります。

商談候補日を提示する

営業メールでのアポイント獲得には、具体的な「日時提示」が最も効果的です。

なぜなら、「ご都合の良い日時を教えてください」とだけ記載すると、相手は返信の手間がかかると感じ、後回しにされる可能性が高くなるからです。

実践的な3つのポイントは以下の通りです。

  • 候補日を「2〜3パターン」提示する(例:4/25(木)14時 or 4/26(金)10時)
  • 平日午前・午後など「時間帯をバラけさせる」ことで選びやすくする
  • 翌週以降の日程も含めることで、相手のスケジュールに柔軟に対応できる

また、Googleカレンダー連携や【Calendly(https://calendly.com/)】などの予約フォームを活用すれば、調整のやりとりも減り、成約率が高まります。

このように、能動的に候補日を提示することが、スムーズな商談設定と返信獲得への第一歩となります。

ファイルを添付したい場合は圧縮して軽量化する

営業メールで資料を添付する際は、必ず軽量化し、セキュリティや操作性に配慮する必要があります。

なぜなら、添付ファイルはセキュリティフィルターで弾かれやすく、容量が大きいと相手の受信環境に負荷がかかるため、読まれない原因になるからです。

実用的なポイントは以下の3つです。

このような工夫により、相手がスムーズに資料を確認でき、内容理解と返信のスピードが格段に上がります。

行動を促すリンクや導線を忘れない

営業メールでは、読み手に「次に何をしてほしいか」を明確に示すことが、返信率やアクション率の向上に直結します。

その理由は、読者が明確な導線を提示されないと、せっかく内容に興味を持っても次のステップに進みづらくなるためです。

以下のような実践ポイントを押さえることで、確実に行動につなげることができます。

  • 「▼日程調整はこちら」など、CTA(Call To Action)は段落を分けて強調し、視認性を高める
  • メール文末に「Calendlyなどの予約フォーム」「GoogleフォームのURL」「資料ダウンロードリンク」など、明確な導線を設置する
  • 「よろしければご確認ください」ではなく「以下をご確認ください」「こちらよりお申し込みください」など、具体的で断定的な表現が効果的

CTAの位置や表現を最適化するだけで、受信者の迷いをなくし、スムーズなアクションへと自然に誘導できます。

 返信の期限を記載する

営業メールでは、相手に「いつまでに返信してほしいか」を明示することで、返信率を大幅に高めることができます。

その理由は、期限がない依頼は「急がなくてよい」と判断され、後回しにされる可能性が高くなるためです。人は明確な期限があると、行動を優先しやすくなる心理傾向があります。

返信を促すために有効なテクニックは以下の3点です。

  • 「〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです」など、日付を明記して目安を提示する
  • 緊急性を伝える際は、「〇日中にご確認ください」「今週末までにご対応をお願いできますか」といった表現を使う
  • あくまで丁寧さを保ちつつ、「いつでも結構です」ではなく、やや強めに“対応時期”を促すのが効果的

このように、返信期限を明示することで、相手に行動の優先順位を伝え、メールの目的達成率が確実に向上します。

営業メールを送る前にやっておくべき!4つの準備

独自ドメインを取得する

営業メールにおいて信頼獲得の第一歩は、「送信元の信頼性」を担保することです。

GmailやYahoo!などのフリーメールを使った営業メールは、受信者に「信頼できない」「怪しい」と思われやすく、開封前にゴミ箱行きになるリスクが高まります。
また、独自ドメインの設定には、SPF、DKIM、DMARCといった送信者認証技術が不可欠で、これによりスパム判定を回避しやすくなります。

具体例

  • Gmailで営業メールを送ったところ、受信者側の迷惑メールフォルダに自動振り分けされた
  • 独自ドメイン取得後に「企業らしさ」が伝わり、返信率が2倍になった
  • SPF、DKIM未設定でスパム扱いされ、開封率が10%以下に低下

独自ドメインは、信頼性向上とスパム回避の両面で効果的な施策です。

メールリストを用意する

「誰に送るか」を誤れば、どれだけ良いメールでも反応は得られません。

SFAや名刺管理ソフトからリストを抽出するだけでは不十分で、営業のターゲット精度が成果を大きく左右します。
ホットリード(興味あり)/コールドリード(未接触)を分け、それぞれに適したアプローチを設計することで、効率的な営業が可能になります。

具体例

  • 決裁者リストに絞って送った結果、返信率が3倍に
  • 製造業向けに特化したリストを用意し、共感性の高いメールを作成
  • コールドリードには「導入事例」を添えたメールで信頼醸成を図った

精度の高いリストづくりは、BtoB営業における成果の土台です。

添付資料を作成する

営業メールでは、文章だけで伝えきれない価値を「資料」で補完することが必要です。

特にBtoB営業では、相手の業種や課題に応じた事例資料・カタログを添付することで、信頼感と興味を引き出せます。
Google DriveやDropboxを利用する場合は、リンク切れや閲覧権限の設定ミスに注意が必要です。

具体例

  • 導入事例付きのPDF資料を添付し、返信率が20%アップ
  • 相手業界ごとのカスタマイズ資料で関心を喚起
  • 外部リンクの権限設定ミスで「見られません」と返信され、機会損失

資料は「相手目線での価値提供」のツールとして活用しましょう。

KPIを設定する

営業メールは「送ること」ではなく、「成果に繋げること」が目的です。

そのためには、開封率・返信率・商談化率などの具体的なKPIを設定する必要があります。
これらを追わずに施策を回すと、改善すべきポイントが見えず、無駄な工数ばかりが積み重なります。

具体例

  • 送信数だけをKPIにした結果、開封率が低迷し成果ゼロ
  • 「返信率5%→10%」という小さな目標設定でPDCAが回るようになった
  • 商談化率を追ったことで、メール文面のABテストが活性化

KPI設定は、営業メールの成功率を着実に高めるための必須プロセスです。

営業メールの型と役割

件名:開封を誘う一言を入れる

営業メールの成否は、まず件名で決まります。
相手に「これは自分に関係がある」と思わせる具体性と短さが鍵です。
開封を促すには、20文字前後で具体性・疑問形・数字を巧みに織り交ぜましょう。

その理由は、受信者が1日に何十通もの営業メールにさらされており、視線を止めてもらうこと自体が難しいからです。
「この情報は自分に役立つかもしれない」と思わせる一言が、開封率を大きく左右します。

具体的なコツは以下の通りです。

  • 【●●向け】【事例あり】など、ターゲットや価値が一目で伝わる要素を加える。例:「【人事部向け】離職率改善の成功事例をご紹介」
  • 数字や疑問を入れて、視線を止めやすくする。例:「3ヶ月で商談数2倍、その方法とは?」
  • 相手の関心に直結したキーワードを冒頭に置く。例:「御社のWeb集客、改善余地がありますか?」

このように、件名は「短く・具体的に・相手目線」で設計することが、営業メールの入口としての最重要ポイントです。

挨拶:やわらかく話しかける

営業メールで信頼感を築くには、最初の挨拶文が極めて重要です。
形式的な文言だけではなく、相手企業の活動に触れるひと言が距離を縮めるカギになります。

なぜなら、営業メールの第一印象は「押し売りかも」と思われやすく、心のバリアを下げる工夫が求められるからです。
相手へのリスペクトや共感を言葉で示すことで、自然なコミュニケーションの入り口を作れます。

具体的には以下のような工夫が効果的です。

  • 「●●のイベント拝見しました」「新サービスの記事、拝見しました」など、相手の活動への共感を加える
  • 初回の連絡では「突然のご連絡失礼いたします」「●●についてご相談があり…」など、丁寧な導入で信頼感を演出する
  • 「お忙しいところ恐れ入りますが」「ご多用の折恐縮ですが」など、相手の状況を慮った一文を添える

このように、営業メールの挨拶部分で“人としての配慮”を示すことが、実践で最も効果を発揮します。

本文:課題や提案をコンパクトに書く

営業メールでは「最初の一文」で心を掴むことが、商談獲得への第一歩です。
結論から入り、なぜこの提案をするのかを明確にする構成が効果的です。

なぜなら、BtoBの相手は忙しく、冗長な文章を読む余裕がないからです。
共通の課題に触れ、その解決方法を具体的に提示することで、共感と興味を引き出せます。

実践的なコツは以下の通りです。

  • 結論→理由の順にし、「なぜあなたに話すのか」を明示する。例:「突然のご連絡失礼いたします。貴社の人材育成でお悩みの企業様向けに、オンライン研修サービスをご案内しております。」
  • 業界特有の課題→具体的解決策を提示。例:「SaaS業界では初期導入後の利用率が伸び悩む傾向があり、弊社ではオンボーディング施策の設計支援を行っております。」
  • 視認性を意識し、3〜5行で簡潔に段落を分ける。句読点や空白行で読みやすさを工夫する。

このように、読み手の“時間と関心”を意識して本文を設計することで、返信率が格段に向上します。

結び:次の一手を促すひと言を添える

メールの最後は、相手の“行動”を促す一文がカギになります。
「興味があれば」ではなく、「どうすればいいか」が明確な提案を添えましょう。

その理由は、BtoB営業では意思決定に踏み出すまでの心理的障壁が高く、アクションの具体化が必要だからです。

具体的な誘導方法は以下の通りです。

  • 「お電話で5分だけご説明させていただけませんか?」のように、時間や手段を具体化する。
  • 「4/25(木)・4/26(金)の午後で、ご都合の良いお時間はございますか?」と候補を提示し、判断の手間を減らす。
  • 「ご返信のみでも結構です」など、心理的なハードルを下げる表現を加える。

このように、相手が“次に何をすればよいか”を迷わずに行動できるように設計することが、メール営業成功の決定打となります。

署名:誰からきたかを正しく伝える

営業メールの信頼性は、「誰が送っているか」で大きく左右されます。
署名は単なる情報ではなく、“人”としての存在感を伝える重要なパーツです。

なぜなら、営業は「人対人」のやり取りであり、匿名性が高いと不信感につながるからです。

信頼される署名の工夫は以下の通りです。

  • 社名・部署・役職・氏名・電話番号・メールを明記する。
  • 顔写真やSNS(LinkedInなど)へのリンクを入れ、「どんな人物か」が視覚的に分かるようにする。例:「https://www.linkedin.com/in/〇〇」
  • 「BtoB企業向けの営業支援を行う◯◯です。」など、役割を一言で伝える文章を加える。

このように、署名を“名刺”のように整えることで、初対面の相手にも安心感を与えることができます。

今すぐ使える!7つの営業メール(例文付き)

1初めての営業メールを送るメール(例文付き)

初回接触の営業メールでは、「なぜ自社がこのメールを送ってきたのか?」という理由を、1文で明確に伝えることが最も重要です。

その理由は、見知らぬ送信者からのメールは基本的に警戒されるため、「関連性」を即座に感じてもらえなければ、開封されずに終わってしまうからです。

具体例

  • 「〇〇様の〇〇事業に関心があり、ご提案の機会を頂きたくご連絡しました」
  • 「御社の××における取り組みを拝見し、□□でお力添えできると考えています」
  • 「貴社の〇〇導入事例を拝見し、弊社でも類似の支援実績がございます」

こうした「接点となる理由」を1文目に持ってくることで、相手に“読んでもらえる”状態を作ることができます。

また、メールの件名には「共通点」や「関心があるであろうテーマ」を含めることで、開封率が向上します。
CTA(行動喚起)は「5分だけのお時間を」「一度だけご紹介させてください」といった心理的ハードルの低い提案をするのが効果的です。

すぐに使える営業メールテンプレート

件名:【〇〇に関するご相談】△△のご提案について
本文:

〇〇株式会社
△△部 〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
御社の〇〇の取り組みを拝見し、□□の領域でお力になれると感じ、ご連絡させていただきました。

弊社では、〇〇業界を中心に、××の支援を行っており、〇〇社様などでも成果を上げております。

まずは5分だけお時間を頂き、情報交換の機会を頂けませんでしょうか?
ご都合の良い日時を、いくつかご提示いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

株式会社○○

営業部 □□

mail@example.com / 03-1234-5678

結論
営業メールの初回接触では、「なぜ自分がこの相手に連絡したのか」を1文で明確にし、心理的負担の少ない提案で返信を引き出すことが重要です。

2商談前に資料や内容を伝えるメール(例文付き)

商談前のメールで準備内容や議題を共有することで、商談の質とスムーズさが格段に向上します。

その理由は、事前に相手が心構えを持てるため、限られた時間内で話が深まり、相手の納得度が高まりやすくなるからです。

具体例

  • 「当日ご確認いただきたい議題を以下にまとめております」
  • 「所要時間は20分ほどを想定しております」
  • 「添付資料の要点を下記に記載しておりますので、事前にご確認いただけますと幸いです」

こうした配慮があることで、「この営業は段取りがいい」「無駄がなさそう」という印象を与えることができ、受注の確度が高まります。

商談前メールテンプレート

件名:【商談アジェンダ共有】4月25日(木)〇〇商談について
本文:

〇〇株式会社
△△部 〇〇様

いつもお世話になっております。
4月25日(木)のご商談に向け、当日ご確認いただきたい内容を以下に共有いたします。

■ 当日の議題
・御社の課題に対するヒアリング
・弊社サービスのご紹介(事例含む)
・次ステップに関するご相談

■ 所要時間
20~30分程度

なお、事前資料としてPDFを添付しております。
・ファイル名:「〇〇提案資料_概要.pdf」
・ポイント:実績と活用イメージを中心に構成しております

何卒よろしくお願いいたします。

株式会社○○

営業部 □□

結論:
商談前の準備共有は、相手の安心感と信頼感を高め、受注率に直結する実践的なテクニックです。

3セミナー参加をやんわり誘うメール(例文付き)

セミナー案内の営業メールでは、「なぜこの人に案内したのか」という対象の絞り込みと、強引にならない表現が鍵になります。

特にBtoBの場では、営業色が強いと警戒されがちなため、「限定案内」「アーカイブあり」といった安心材料を添えることが重要です。

具体例

  • 「過去に資料請求いただいた方へ、限定でご案内しております」
  • 「当日ご都合が合わない場合は、アーカイブ視聴も可能です」
  • 「実際にご参加いただいた●●社様では、商談率が約2倍に向上しました」

こうした納得感のある理由付け柔らかいトーンが、参加意欲を自然と引き出します。

セミナー案内テンプレート

件名:【限定ご案内】〇〇テーマの無料セミナー(アーカイブ視聴可)
本文:

〇〇株式会社
△△部 〇〇様

以前、弊社サービス資料をご請求いただいた方限定で、無料セミナーをご案内いたします。

■ セミナータイトル:
「受注率を2倍にする!営業現場の成功事例公開」

■ 日時:
4月30日(火)14:00~15:00(アーカイブ視聴あり)

■ 内容:
・受注率が上がった具体施策
・成功企業の取り組み紹介
・Q&Aセッション

ご都合が合わない場合は、後日のアーカイブ視聴も可能です。
まずはお気軽にお申し込みいただければ幸いです。

お申し込みはこちら:
https://example.com/seminar

株式会社○○

営業部 □□

結論
セミナーの営業メールでは、「限定性」「柔らかい表現」「事例の具体性」で、自然と興味を引きましょう。

4パートナー募集の声がけをするメール(例文付き)

パートナー募集のメールでは、「売り込み」ではなく「共創」の視点が重要です。

一方的な依頼ではなく、「お互いの強みを活かせる関係」を描くことで、前向きな返答が得られやすくなります。

具体例

  • 「御社の強みと弊社の実績をかけ合わせることで、新しい価値を生み出せると考えています」
  • 「実際に〇〇社様との連携では、売上が120%に伸びました」
  • 「まずは情報交換からいかがでしょうか?」

こうしたWin-Winの未来像を描くことが、返信率を高めるコツです。

パートナー募集テンプレート

件名:【ご相談】〇〇分野でのパートナーシップについて
本文:

〇〇株式会社
△△部 〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
御社の〇〇領域での強みを拝見し、ぜひ一度、協業の可能性について情報交換をさせていただきたく、ご連絡いたしました。

弊社では、〇〇業界での営業支援を行っており、実際に●●社様との提携では、売上が120%増となった実績もございます。

お互いの強みを活かした形で、新たな価値を共に創り出せるのではと考えております。

まずは一度、情報交換のお時間をいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

株式会社○○

営業部 □□

結論
パートナー募集では「共創」「事例」「柔らかい打診」が、Win-Winな提携を引き寄せるカギです。

5休眠顧客に久しぶりの連絡をするメール(例文付き)

休眠顧客へのメールは、過去との「距離感」を正直に認めた上で、有益な再接点のきっかけを作ることが重要です。

相手の負担にならず、「ちょっと話してもいいかな」と思わせる内容がベストです。

具体例

  • 「●ヶ月ぶりのご連絡となり、恐縮ですが…」
  • 「最近の業界動向に関連した新サービスをご案内できればと思います」
  • 「まずはお互いの近況共有からいかがでしょうか?」

このように素直で丁寧なアプローチを心がけると、反応率が確実に向上します。

休眠顧客への再アプローチテンプレート

件名:【ご無沙汰しております】近況のご共有とご提案について
本文:

〇〇株式会社
△△部 〇〇様

ご無沙汰しております。
●ヶ月ぶりのご連絡となり恐縮ですが、改めて近況のご共有とご提案の機会を頂ければと思い、ご連絡いたしました。

最近、〇〇業界で□□という動きが加速しており、それに対応した新サービスをご用意しております。

お忙しいところ恐縮ですが、まずは簡単な情報交換や近況共有から、いかがでしょうか?

ご都合の良い日程をお知らせいただけますと幸いです。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

株式会社○○

営業部 □□

結論
休眠顧客へのメールは「距離感の誠実な表現」と「有益な再接点の提示」で、関係性を再構築できます。

6忙しい相手にも届くための気配りメール(例文付き)

営業メールで相手の反応を得るには、「忙しいことを前提とした配慮のある表現」が鍵になります。

その理由は、BtoBの営業先は多忙な管理職や決裁者が多く、返信を後回しにされる可能性が高いためです。
リマインドメールであっても、押しつけがましくならず、相手に寄り添う姿勢を示すことで返信率は大きく変わります。

具体的なポイントは以下の通りです:

  • 「念のためのご連絡です」「確認漏れ防止のため」といった表現を添える
  • 日時は「○月○日(火)14:00〜Zoom」など視認性の高い書き方にする
  • 「ご返信は不要ですが、変更などあればご遠慮なくお知らせください」など柔らかな文末を使う

このような配慮があるだけで、営業メールは「押しつけ」から「信頼構築の一手」に変わります。

【営業メールテンプレート:予定リマインド用】

件名:念のためのご連絡です(○月○日14:00〜 お打ち合わせの件)

〇〇様

お世話になっております、株式会社〇〇の〇〇です。

○月○日(火)14:00より予定しておりますZoom打ち合わせについて、念のためご連絡させていただきました。

下記よりご参加いただけます。

Zoomリンク:https://zoom.us/〇〇〇〇

ご返信は不要ですが、もし日時の変更等ございましたら、ご遠慮なくお知らせください。


引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

7感謝とフィードバックのセットで信頼を深めるメール(例文付き)

既存顧客へのフォローメールでは、「お礼」だけで終わらず、「一言のフィードバック依頼」も添えるのが効果的です。

その理由は、BtoBの関係構築において、納品後や打ち合わせ後のフォローが、次回提案の機会創出につながるからです。
感謝の気持ちと同時に、相手の声を聞く姿勢を見せることで、長期的な信頼関係を築けます。

具体的なポイントは以下の通りです:

  • 納品や打ち合わせの翌日など、スピード感あるタイミングで送る

  • 感謝+「一言いただけますと幸いです」と軽いトーンで依頼する

  • 「こういったご支援も可能です」と次回提案の布石をさりげなく添える

このようなフォローは、単なる義務的な対応ではなく、「価値提供の延長線」として機能します。

【営業メールテンプレート:既存顧客フォロー用】

件名:昨日はありがとうございました(簡単なご感想のお願い)

〇〇様

いつも大変お世話になっております、株式会社〇〇の〇〇です。

昨日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。

今後の展開に向けて、ぜひご意見・ご感想を一言でもいただけますと大変ありがたく存じます。

また、今回のご提案以外にも、〇〇業務の支援や△△の改善支援なども対応可能ですので、必要があればお気軽にお声がけください。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

営業メール(フォーム営業等)でお困りのことがあればスタジアムに無料で聞いてみよう! 

営業メールを送っても返事がこない。
何が悪いのか分からない。
こんなモヤモヤ、抱えていませんか?

文章を何度も見直したのに無反応。
自信があったのにスルー。
原因が分からないまま、時間だけが過ぎていく…。

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